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ヴイエムウェア、VMware Tanzu とVMware Aria プラットフォームの強化により、モダン アプリの開発/デリバリを迅速化し、喫緊の課題に対応

VMware Tanzu と VMware Aria の新しいプラットフォーム機能を通じて、
機動的な財務環境における企業のイノベーションとコスト管理を支援

【2023年4月5日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山中 直)は、あらゆるクラウドにモダン アプリをデリバリするためのクラウドスマートなアプローチに必要な機能を提供する、VMware Tanzu および VMware Aria プラットフォームの新機能を発表しました。

今日のソフトウェア開発において、企業はアジリティを最優先し、変化の激しいマクロ経済でのレジリエンスの確保が求められています。しかし、迅速、かつ洗練されたアプリのデリバリには、さまざまなクラウド、ツール、方法論、スキルが求められるため、その大規模導入は容易ではありません。また、クラウドネイティブというコンセプトが普及する中、開発者の生産性、収益性を高め、競争力を維持する機能への投資が不可欠になっています。今回は発表の新機能は、このような課題に対応します。

今回発表された Tanzu Application Platform 1.5 の新機能により、企業は豊富な開発者向けツールを活用して、より多くのソフトウェアを迅速かつセキュアに構築/デプロイできます。また新機能により、自社のビジネスに合わせてカスタマイズされたセキュアな本番環境への「ゴールデンパス」をあらかじめ提供します。Tanzu Application Platform 1.5 では、エンドツーエンドでのアプリ セキュリティの強化、開発者とプラットフォームエンジニアリング体験の効率化、主要なサードパーティ統合に対するサポートの飛躍的な拡大を実現しています。このサードパーティ統合に対するサポートには、開発者とプラットフォームエンジニアリング体験の改善、AWS QuickStart による EKS での効率的な大規模デプロイ、Azure サポートの拡大に加え、TLS(Transport Layer Security)の自動設定に代表されるすぐに利用できるセキュリティツールの広範な選択肢、シークレット管理用外部セキュリティツールのサポートが含まれています。

ヴイエムウェアは、Kubernetes プラットフォームの洗練化に向けたすべての段階をサポートする取り組みの一環として、Tanzu for Kubernetes Operations での複数のアップデートを発表しました。これにより、あらゆるクラウドにおけるマルチクラスタおよび Kubernetes マルチプラットフォーム運用におけるセキュリティと運用効率を高め、選択肢を広げます。Tanzu Mission Control は、新規および既存のAWS EKS クラスタのフルライフサイクル管理、コンテナやポッドのセキュリティコンテキストの変更機能をサポートしており、組織、クラスタグループ、クラスタなどすべてのレベルで OPA Gatekeeper のポリシー設定を変更できます。これらの機能により、プラットフォームチームはセキュリティに対する「シフトレフト」アプローチを採用し、頻繁に変わる Kubernetes のセキュリティポリシー管理にもより柔軟に対応できます。

さらに、Aria Hub powered by Aria Graph、Aria Cost powered by CloudHealth、Aria Guardrails など、VMware Aria プラットフォーム全体のイノベーションも発表しました。クラウド運用チームはVMware Aria ソリューションにより、インテリジェントなインサイトを利用して、分散環境でもマルチクラウドの機能を活用でき、ビジネスの優先順位に沿ってアプリとインフラのコスト、パフォーマンス、セキュリティを最適化できます。予算に対する精査が厳しくなる中、VMware Aria ポートフォリオで強化されたガバナンス、セキュリティ、コスト管理の機能は、効率性と規模を重視するビジネスリーダーにとって不可欠となります。

VMware Aria Hub Free Tier は AWS や Azure に続いて Google Cloud をサポートし、マルチクラウドの可視性を高めています。サービス間トポロジーを表示する新しいインフラダッシュボードでKubernetes環境へのサポートを強化するほか、Free Tier にはランディングゾーンのポリシーテンプレートや構成ドリフト管理などの VMware Aria Guardrails 機能を追加しています。

マルチクラウドのコスト管理領域拡大に向け、新たに VMware Aria Cost での Alibaba Cloud をサポートしました。顧客、パートナーは単一のプラットフォームで Alibaba Cloud のすべてのコストと使用状況を可視化し、意思決定を効率化できます。これにより、VMware Aria Cost がサポートする領域は、従来の Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、Oracle Cloud Infrastructure、VMware Cloud on AWS(ベータ版)、データセンター、コンテナ環境に Alibaba Cloud が追加され、さらに拡大します。VMware Aria Cost はまた、Kubernetes 環境のサイズを適正化する機能を搭載して Kubernetes のレポート機能を拡充させました。これにより、クラウドに加え、クラウドネイティブアプリ環境も最適化できます。

ヴイエムウェアはプライベート/ハイブリッド/マルチクラウド環境にわたりフルスタックの可視性を実現し、引き続きクラウドインフラ管理の自動化と効率化を進めています。VMware Aria Operations は、新たにマルチクラウド オブザーバビリティ ソリューションであるAria Operations for Applications と統合されました。これにより、IT 部門はインフラ、Kubernetes 環境、アプリ全体をコンテキストベースで可視化できます。多種多様なツールを使うことなくマルチクラウドを効果的に管理できる上、包括的なプラットフォーム監視により、トラブルシューティングの迅速化と問題解決までの平均時間(MTTR)の短縮によるアプリのパフォーマンス改善を実現できます。

VMware, Inc.、モダン アプリケーションおよびマネジメント ビジネス グループ 上級副社長兼ゼネラルマネージャ、プルニマ・パドマナバン(Purnima Padmanabhan)コメント:
「多くの企業顧客が、さまざまなツール、チーム、クラウド、運用モデルの使い分けや、開発者の生産性と運用チームのペースのバランスの確保に苦慮しています。このような状況の対処には、共通のクラウドネイティブアプリプラットフォームと多分野のプラットフォームエンジニアリングチームを中心とした新しいアプローチが求められます。顧客からは、迅速なイノベーションと同時にコスト、セキュリティ、パフォーマンスの管理が必要との意見をいただいています。その声にこたえるためにVMwareは、VMware TanzuとVMware Aria にまたがる新機能の投入を加速させました。私たちは、アプリ開発とクラウド管理におけるすべてのステップの変革/最適化を積極的に支援していきます」

VMware TanzuおよびVMware Aria ソリューションの詳細は、下記をご覧ください。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMware のソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置く VMware は、同社の 2030 Agenda を通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMware の詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、Tanzu、Aria、CloudHealthは、VMware, Inc. の米国および各国での商標または登録商標です。この文書には、ヴイエムウェア以外のウェブサイトへのハイパーリンクが含まれている場合がありますが、これらはそのウェブサイトのコンテンツに責任を負う第三者により作成、ならびに維持されています。