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ハイブリッド クラウドへの潜在的な需要の大きさを示唆

ハイブリッド クラウドへの潜在的な需要の大きさを示唆

  ヴイエムウェア、 クラウド コンピューティングに関する意識調査 を発表

  2011 11 8 日(日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、アジア太平洋地域の6,141社の企業・官公庁を対象にForrester Research社が実施した「クラウド コンピューティングに関する意識調査」の結果を発表しました。国内の回答者の90%が「クラウドは所属組織に関係がある」と回答し、また89%がクラウドに対して「ビジネスニーズに応じた拡張性」を求めるなど、IT部門担当者の間でクラウドに対する期待や理解が深まっている現状が確認されました。一方、クラウド導入にあたっての課題として、「既存システムとの統合」(90%)や「セキュリティ」(89%)などに強い関心が寄せられ、よりオープンで安全なクラウド インフラに対する期待感が高いこともうかがえました。

35 %がハイブリッド クラウドを支持、業種別では通信業界の期待が最も高い

クラウド コンピューティングの種類別では、ハイブリッド クラウドに対する期待の大きさが示されました。ハイブリッド クラウドを選好した割合は、プライベート クラウド、パブリック クラウドを上回り、全体の35%に達しました。業種別では通信事業者の41%が選択したほか、従業員数5,000-1万人未満の企業の54%が支持する結果となりました。また、ハイブリッド クラウド環境を支える要件となる「異なるクラウド サービス間における相互運用性」を注視するとともに、「ベンダーによるロックイン」に懸念を示す結果もみられました。

ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 三木 泰雄 コメント:

「ヴイエムウェアの目指すクラウドは、既製のクラウドサービスではなく、お客様固有のクラウド環境実現をお手伝いする、オープンなクラウド プラットフォームの提供です。本調査では、日本の多くの企業がより高性能で安全、かつオープンなクラウド環境の実現に大きな関心を持っていることが示されました。今回の調査結果は、既存IT資産やデータセンタとの併用に最も適したハイブリッド クラウドに対する潜在的な需要の大きさを示唆する内容であると考えています。現在、当社のクラウド プロバイダーを対象としたプログラムにはグローバルで6,400社を超えるパートナ様に、国内では現在65社のパートナ様にご参加いただき、そして今年度末までに国内100社のご参加を目標としております。同時に、当社コンサルティング サービスによるクラウド環境構築サービスも強化し、お客様のクラウド移行に関する支援を強化しております。ヴイエムウェア株式会社は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社様、ソフトバンクテレコム株式会社様をはじめとするVMware認定サービス プロバイダー様とともに、引き続き企業向けハイブリッド クラウドの普及加速を推進してまいります」 

調査結果の概要は以下のとおりです。

1 )調査概要     

■ 調査対象国:日本、オーストラリア、中国、インド、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ

■ 調査対象企業・官公庁:上記対象国内の6,141社・団体(うち日本は多国籍企業274社、国内企業1,283社、公共セクター83団体)

■ 調査対象者:企業・官公庁のIT部門の意思決定者・マネージャなど

■ 調査方法:オンライン

■ 調査期間:2011年9月

■ 調査実施/集計・分析:Forrester Research, Inc.

2 )調査結果(日本限定)  

■ 90%が「クラウドは所属組織にとって関連性がある」と回答。中でも、業種別では保険(100%)、金融サービス(93%)、IT(93%)がクラウド コンピューティングとの業務関連性を強く認識。

■ 「クラウド実現に向けた仮想化の必要性」に対する認識度チェック(自己採点による10段階評価)では、日本は8.1と域内で最も高いスコアを記録。クラウドや仮想化への意識の高さが確認された。

■ 「クラウドに期待するメリット」のうち、「ビジネス ニーズに応じた拡張性」については89%が期待を表明。中でも、クラウド導入で一段のスケール メリットが見込まれる大企業や多国籍企業の間でより拡張性を重視する傾向がみられた。

■ クラウド コンピューティングの種類別では、ハイブリッド クラウドが35%の支持を獲得。プライベート クラウド(23%)、パブリック クラウド(14%)を上回り、トップとなった。業種別では、通信事業者の41%がハイブリッド クラウドを選び、業種別で最大となったほか、事業規模別では従業員数5,000-1万人未満の事業体が過半数の54%を占めた。また、パブリック クラウドを支持する割合は日本がアジア太平洋地域(平均8%)で最も高く、域内平均のほぼ2倍に達し、国内のクラウド ビジネスの成熟を示した。 

■ クラウド導入にあたっての課題では、「既存システムとの統合」(90%)、「セキュリティ」(89%)などに高い関心が寄せられた。また、「ベンダーによるロックイン」(85%)、「異なるクラウド サービス間における相互運用性」(84%)も強い関心事項となった。

なお、11月8日~9日に開催しているヴイエムウェアの自社イベント「vForum 2011」のソリューションショーケースにて、VMware vCloud パートナ様による パブリック・ハイブリッド クラウドサービスを紹介しております。協賛各社様のクラウド ソリューションをぜひご覧ください。

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェア(本社: カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、お客様がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、30万社を超えるお客様、および2万5千社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2010年度の売上は、29億ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

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