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APC のUPS 電源管理ソフトウェアが仮想化ソフト「VMware ESXi」にも対応

APC のUPS 電源管理ソフトウェアが仮想化ソフト「VMware ESXi」にも対応

【2009年4月9日 東京発】

データセンタの物理インフラソリューションを提供する株式会社エーピーシー・ジャパン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:内藤 眞、以下 APC ジャパン)とヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄、以下 ヴイエムウェア)は、4 月20 日より、APC ジャパンの展開するUPS(無停電電源装置)の電源管理ソフトウェア「PowerChute® Network Shutdown v2.2.3(以下 PowerChute)」が、ヴイエムウェアの展開する仮想化ソフトウェア「VMware ESXi(以下 ESXi)」に正式対応となることを発表します。

本対応により、PowerChute はESXi 上で稼働することが可能となり、PowerChute ユーザがESXi を導入、もしくはESXi ユーザがAPC のUPS とPowerChute を導入すると、PowerChute により仮想化環境にある複数のIT 機器の安全なシャットダウンが可能となり、仮想化に対し高まりつつあるお客様のニーズにさらに貢献することができます。ESXi は、設定の容易さとコスト面から、仮想化の普及にはずみをつけるものと期待されています。企業における仮想化対応が進むにつれ、集中的に管理されたデータへの依存がさらに高まり、データロスによるリスクはより高まります。PowerChute は、リアルタイムのイベント通知機能やイベント発生時のアクション設定、UPS の冗長構成などをサポートしているため、本対応により、仮想化環境でもミッション・クリティカルなシステムへの要求に応えることが可能になります。

なお、PowerChute は、ヴイエムウェアの提供している仮想化ソフトウェア「VMware ESX 3.5」には2008年3 月より対応しており、現在PowerChute ユーザの約7%がVMware ESX 3.5 を利用したIT 機器の電源管理を実施しています(出典:APC ジャパンのソフトウェア・ダウンロードサイトのダウンロードデータより)。

本対応において、APC ジャパンの代表取締役社長の内藤 眞は、「仮想化によるサーバ統合は、企業システムの消費電力削減、さらにはグリーンIT 化にも貢献することができます。APC ジャパンでは、このたびの対応により、昨今高まりつつあるお客様のこうしたニーズにも応えることができると大変期待しています。」と述べています。また、ヴイエムウェアの代表取締役社長の三木 泰雄は、「これまで対応していたVMware ESXに加えて今回新たにVMware ESXi に対応したことは、ヴイエムウェアのお客様の課題解決にこれまで以上に貢献することが可能となるため、大変喜ばしく感じております。」と述べています。

今後、APC ジャパンはPowerChute の普及、ヴイエムウェアはESXi の普及を通じて、企業システムの仮想化に貢献していきます。

以上

各社製品について

  • PowerChute® Network Shutdown v2.2.3
    電源障害時におけるサーバやパソコンなどの自動シャットダウン、サーバを使用しない時間帯のスケジュール・シャットダウンによるエコ(電力使用量削減)の実現、UPS の一元・統合管理による管理工数の削減などを行う電源管理ソフトウェアです。ネットワーク環境を持ったあらゆるユーザに対応し、信頼性の高いネットワーク経由で複数のコンピュータシステムの安全なシャットダウンを行えます。詳細は、 http://www.apc.co.jp/products/software/pcns.htmlをご覧ください。
  • VMware ESXi 3.5
    VMware ESXi 3.5 は、仮想化の導入を容易にする、OS に依存しない次世代ハイパーバイザーです。最小限の構成で、システムの本番稼動が可能なハイパーバイザーが数分以内に立ち上がり、多くのリソースを消費するアプリケーションが実行できるように拡張することが可能です。また、VMware ESXi はサーバ ハードウェア組み込み型としても提供されており、セキュリティ、信頼性、管理性の高いプラグ アンド プレイ型のデータ センターを実現できます。

APC について
APC は、2007 年にシュナイダーエレクトリックの傘下であるMGE UPS Systems と合併し、シュナイダーエレクトリックのCritical Power & Cooling Services 事業部門となりました。同部門の2008 年度の売上は26 億ユーロ(37 億ドル)、世界中に1 万2000 人の従業員を擁しています。
APC は、無停電電源装置(UPS)、冷却装置、ラック、環境監視システム、デザインや管理ソフトウェア等の製品および業界唯一となる電源・冷却・管理の統合ソリューション“InfraStruXure®”を、家庭やオフィス、データセンタ、工場などに提供しています。シュナイダーエレクトリックのCritical Power &Cooling Services 事業部門の強みや経験、広大なネットワークを活かし、設計から導入、メンテナンスまでのソリューションと共に、IT システムの可用性向上に貢献するエネルギー効率の高いソリューションを提案しています。
なお、シュナイダーエレクトリックは、11 万4 千人の従業員を擁し、100 カ国で事業を展開。2008 年度の年間売上は183 億ユーロです。APC の詳しい情報は、 http://www.apc.com/をご覧ください。

株式会社エーピーシー・ジャパンについて
APC ジャパンは、1996 年4 月に設立された米国APC 社全額出資の日本法人で、APC 社製UPS(小中容量単相UPS および大容量三相UPS)、冷却機器、ラック等の輸入販売、および保守サービスを日本国内で提供しています。同社の詳しい情報は http://www.apc.com/jpをご覧ください。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、デスクトップからデータセンタにわたる仮想化ソリューションにおけるグローバルリーダーです。すべての規模にわたって、お客様がヴイエムウェアにより設備投資や運営経費の削減、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境に配慮した運営と共に実現しています。2008 年度に19 億ドルの売上、13 万社を超えるお客様、および2 万2 千社を超えるパートナーを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつです。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、主な株主はEMC です。ヴイエムウェアの詳細は www.vmware.com/jpにてご覧いただけます。

全ての商標はその所有者に帰属します。本リリース内容は、記載された発行日時における情報です。