VMware Explore 開催決定!
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ヴイエムウェア、Tanzu プラットフォームの機能を拡張し、生成AIエコノミーに対応するアプリ開発を支援

Tanzu Platformの新しい機能強化に加え、SpringとSpring AI、Spring Boot 3.2、
Tanzu Data Servicesにより次世代モダン アプリの開発を促進

【2023年11月14日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山中 直)は、Java開発の代表的なフレームワークであるSpringのアップデートと、VMware Tanzu Application Platform、VMware Tanzu Data Services、VMware Tanzu Intelligence Servicesの機能強化を発表しました。Tanzuでの機能強化により、ソフトウェア開発チームはパフォーマンスの高いアプリを費用対効果の高い方法でより迅速、セキュアに開発、運用、最適化できます。

今日、ソフトウェア開発チームはビジネス イノベーションの先頭に立ち、市場シェアと売上の拡大に寄与するモダンアプリを開発しています。しかし、AI(人工知能)やML(機械学習)のような最先端テクノロジーを採用したアプリの迅速な開発は容易ではありません。これは、ソフトウェア デリバリの責任が「シフトレフト」しているにも関わらず、新しいツールやプラットフォームを学び、スキルを習得する必要があるためです。生成AIによりさまざまな業界で変革が進み、すべての組織に大きなチャンスが生まれています。

VMware Tanzu Application Platformによるモダンなデータ統合とイノベーション
モダンアプリの開発とデリバリが複雑さを増す一方、組織ではサイロ化が進み、効率が低下し、リスクも増加しています。VMware Tanzuは、基盤となるインフラ、セキュリティ、ツール、コンテンツ、データサービス、開発者体験を簡素化し、アプリ/インフラチームのコラボレーションを促し、両チームが高品質のアプリをクラウドや場所を問わず、大規模かつセキュアにデリバリできるようにします。VMware Tanzuのアプリプラットフォーム製品群で次の機能強化が行われ、ビジネス成果をもたらすアプリ開発に取り組む開発者/プラットフォームチームを支援します。

  • Tanzu Application Platformの開発者ポータルに、DORA (DevOps Research and Assessment)の指標であるデプロイ頻度と変更のリードタイムが追加されました。これらの指標の利用により、チームはソフトウェア デリバリのパフォーマンスの追跡やベンチマークの設定を行え、ソフトウェア デリバリのプラクティスを継続的に評価、改善できるだけでなく、ビジネス目標に対する透明性や説明責任も明確化できます。
  • VMware のSpring 商用サポートサービスであるVMware Tanzu Spring RuntimeがTanzu Application Platformに含まれます。これには、Springを使用したミッションクリティカルなJavaアプリケーションのシームレスな開発に有用な拡張サポートを含むSpringツールの商用サブスクリプションも含まれます。
  • VMware Tanzu Application Service 5.0では、DBaaS用の新しいPostgresタイルと、慣れ親しんだ「cf push」の使い勝手で利用できる学習済み大規模言語モデル(LLM)を含むAIタイル(ベータ版)により開発者体験が改善されたほか、プラットフォームコストの削減、ディザスタリカバリ ワークフローの改善、Oracle Cloud VMware Solutionのサポートなどのクラウド機能の拡張が図られています。

開発者によるAIの利用とアプリのセキュリティ確保を可能にするSpringの機能強化
今年、Java開発で最も普及しているフレームワークであるSpringは誕生から20周年、また過去5年間にわたり50%を超える前年比成長率*1を記録しているSpring Bootは10周年を迎えました。開発者はSpringを通じて革新的な新機能をSpringの環境に統合できるため、次世代アプリの開発を簡素化でき、移り変わりの激しい技術変革で先行できます。

今回のアップデートは、クラウド コンテナやサーバーレスなどの最新の運用モデルに向けて、次のようなアプリのパフォーマンスの改善、コストの削減、セキュリティの強化が図られています。

  • Spring Boot 3.2とSpring Framework 6.1の一般提供が開始されます。このリリースでは、開発者がGraalVMネイティブイメージを作成できます。GraalVMネイティブイメージはSpring BootとJava 21の仮想スレッド(Project Loom)を利用します。アプリの実行時のスケーラビリティの向上、エネルギー効率の改善、起動時間の短縮、RAM使用量の削減などのメリットをもたらします。
  • Spring AIは新しい卒業(Graduated)プロジェクトで、開発者が使い慣れたSpring Frameworkと簡素化されたコマンドを利用してアプリ開発プロセスにAI機能を追加できるようにし、AIアプリの開発を簡素化、合理化します。
  • VMware Tanzu Spring Health Assessmentの利用により、Springアプリ ポートフォリオの依存関係を把握し、セキュリティ上の問題を特定できます。これにより、企業は問題を効果的に修正し、ソフトウェア コンプライアンスを改善し、リスクを軽減できます。

Tanzu Data ServicesがMLとAIの機能を統合し、データフリート管理を簡素化
モダンアプリのアーキテクチャにはクラウドを問わず次世代ワークロードを稼働可能にするメッセージングやキャッシング、プロセシング、データベースなどのデータサービスが不可欠です。Tanzu Data Servicesの機能強化により、ML/AI機能が追加され、パフォーマンスの改善、最適化、管理の効率化が実現します。機能強化は次の通りです。

  • Tanzu Greenplumの自動化されたMLエージェント(ベータ版)は、MLのセットアップとタスクを簡素化、効率化します。VMware Tanzu GemFire のベクターデータベース拡張は、生成AIや自然言語処理など、今後のユースケースを念頭に低遅延のクエリを提供します。VMware Tanzu RabbitMQ 1.6は、IoTやエッジアプリなど、リソースが限られた環境向けに高スループットのデータメッセージングを提供します。
  • VMwareのすべてのデータサービス関連製品のシンプルなバンドルと新しいVMware Tanzu Data Hub(技術プレビュー)により、VMware Tanzuと複数のクラウドとKubernetesにまたがる環境にあるエコシステムのデータサービスのフリート管理を統合、効率化します。

Tanzu Intelligence Servicesがプロアクティブなガバナンスと継続的な最適化を実現
VMware Explore 2023 Las Vegasで初公開されたTanzu Intelligence Servicesの利用により、組織はポリシーに基づいてアプリとクラウドのコストやパフォーマンス、セキュリティをほぼリアルタイムで詳細に把握し、継続的な改善やプロアクティブな管理を図り、ビジネス ニーズの変化に合わせて調整できます。新機能は次の通りです。

  • VMware Tanzu CloudHealthは、GreenOpsのサポート(ベータ版)により、組織によるクラウドのサステナビリティ目標の達成を支援します。消費電力と二酸化炭素排出量を可視化し、クラウド環境の適切なサイジングに向けた推奨事項を提示します。
  • VMware Tanzu Guardrailsは、プロアクティブなガバナンスと継続的なコンプライアンスの確保を強化します。複数のクラウド環境にわたり構成エラー、ポリシー違反、脆弱性などの重要な発見を強調してレポートします。
  • VMware Tanzu Application Catalogは、オープンソースソフトウェアを企業の標準に沿ったベースOSイメージとフォームファクタ向けに新たにカスタマイズするとともに、ソフトウェア部品表(SBOM)のインベントリを一元的に表示、閲覧可能にする機能により、オープンソースソフトウェアのセキュリティを強化します。

Tanzuプラットフォーム内の機能は、今後も共通のコントロールプレーンであるVMware Tanzu Hubに統合されます。本日、Tanzu Hubの機能強化を発表しました。これには、新しいユーザー体験とナビゲーション、Tanzu Insightsでの統合された可観測性ソリューション、Tanzu Transformerの移行計画と評価、Tanzu CloudHealthのコストレポート(Cloud Smart サマリー、コスト履歴、ライトサイジング、異常検出)、そしてTanzu HubのIntelligent Assistの機能強化(環境のインベントリに加えて、サードパーティのドキュメントなどの外部ソースの検索による、環境全体の問題の適切な診断、解決)が含まれます。

VMware, Inc. モダン アプリケーションおよびマネジメント ビジネス グループ 上級副社長兼ゼネラルマネージャ、プルニマ・パドマナバン(Purnima Padmanabhan)コメント:
「今日、イノベーションのスピードが競合企業との差別化要因となります。次世代アプリの価値は、MLやAIなどの新機能とクラウドを問わず展開できるスケーラビリティにより急速に向上するでしょう。VMwareは数十年以上にわたり開発者に向けて優れたツールと開発者体験を提供してきました。Springが20周年を迎えた今年、Tanzu プラットフォームでの最新の機能強化と統合の深化により、アプリチームはAIなどの最先端テクノロジーを新しいアプリで活用し、そのアプリを迅速かつセキュアに本番環境に展開できます」

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMwareのソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、同社の2030 Agendaを通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

*1:VMware State of Spring Report 2022、2023年1月

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