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VMware、”IT as a Service” (サービスとしてのIT)を推進する エンドユーザ コンピューティング戦略および製品を発表

 

VMware、”IT as a Service” (サービスとしてのIT)を推進する エンドユーザ コンピューティング戦略および製品を発表

- 新製品VMware View 4.5セキュアで管理されたエンタープライズ仮想デスクトップモデルの構築を実現
- VMware View 4.5、データセンタインフラコストを60%以上(1ユーザ当り300ドル以下)に削減
- ユーザ中心の新しいアプリケーションおよびデータの提供モデルを実現するProject Horizon を紹介

*本内容は、2010年8月31日(米国時間)に発表された報道資料の抄訳版です。

2010 8 31 米国時間 米サンフランシスコ発】 VMware, Inc. (NYSE: VMW) は本日、エンドユーザ コンピューティングに関する将来のビジョンを示すと共に、従来のデスクトップ コンピューティング環境を、最新でユーザ中心のアプリケーションおよびデータ提供モデルに進化させる新しい製品とサービスを発表しました。VMwareの 戦略は、20年以上に渡る複雑で、デバイス中心のコンピューティングモデルからユーザとITを解放し、企業がユーザ中心のクラウド体験を享受できるように サポートするものです。

企業では、これまで以上にクライアント コンピューティングにおいて 2 つの重要な問題に直面しています。それは、企業環境において増え続けるモバイル ユーザに対するセキュアなデータ アクセスの提供と、急激に増加し、多様化するビジネスに必要なデータ、アプリケーション、およびクライアント デバイスの管理です。パーソナル コンピューティングへのユーザ中心のアプローチとは、場所、時間を問わず、ユーザの必要に応じて、アプリケーションやデータへのセキュアなアクセスを保証 するものです。新しいエンドユーザ コンピューティング モデルの確立は、VMwareの”IT as a Service”に関するビジョンの根幹をなす基本要素です。

“IT as a Service”とは、運用効率、競争力、対応スピードの改善を目的とし、ITをさらにビジネス向けに最適化するアプローチです。このアプローチは、IT がITサービス構築から、サービス構築、活用をビジネス ニーズに対応して最適化するというものです。それは、従来のITの概念であった「コストセンタとしてのIT」から「バリュー クリエータ」へと変化させるということです。

エンド ユーザコンピューティングに対する発展的なアプローチ
VMware では、エンドユーザ コンピューティングのビジョンを具現化するため、現在のPC中心の環境から、未来の革新的な環境へ発展的な移行を目指す企業CIO を支援する新製品を発表します。ユーザは、将来の新しい環境において、クラウドコンピューティングによってどんなデバイスからでも、様々なアプリケーショ ンへアクセスできます。

  • 最新のデスクトップの管理および提供: VMwareのエンドユーザ コンピューティングモデルの根幹をなすVMware View 4.5 は、最新のユーザ中心のデスクトップ管理と提供アーキテクチャを確立しています。企業では、数週間で利用可能となる本製品を導入することにより、セキュリ ティとコンプライアンスの強化、運用コストの削減、さらに多くのユーザをサポートするためにデスクトップ運用管理の簡素化を実現できます。
    VMware View 4.5は、業界初のエンタープライズ クラスのデスクトップ ソリューションです。企業は、本製品を活用することで、多種多様化するデバイスに対して、ユーザの場所や接続環境(オンライン/オフライン)に関わらず、 全社にリッチなユーザ体験を提供することができます。VMware View with Local Modeがローカルプロセッシングリソースを活用し、セキュアなofflineアクセスを実現するのと同時に、高性能PC-over-IPテクノロジで は、ユーザは、LANまたはWAN経由で仮想デスクトップを利用できます。これにより、ユーザは、デスクトップとクライアント仮想化のそれぞれの「ベス ト」を組み合わせたシームレスなユーザ体験を享受することができます。

    VMware View 4.5は、簡素化された統合デスクトップおよびアプリケーション管理機能をIT部門に提供します。本製品は、プロビジョニング、設定・構成管理、接続環境 の一本化、ポリシの徹底、アプリケーションの割り当てなどの主要なITプロセスを簡素化し、IT部門が数万という仮想デスクトップ、アプリケーションを集 中管理インターフェースから管理することを可能にします

    VMware View 4.5は、企業のセキュリティと管理を強化します。本製品は、仮想デスクトップを中央で集中管理することでデータ漏洩を防ぎ、 vShield Endpointに よって、集中管理されたアンチウイルス プロテクションを有効化します。VMware vShield Endpointは、VMwareのパートナのソリューションと連動して、アンチウイルス、その他のホストおよびエンドポイントのセキュリティを VMwareによって仮想化された環境およびクラウド環境用に最適化することで、ウィルス、スパイウェア、ワームなどの悪意の攻撃や不正侵入などから仮想 マシンとホストを保護します。また、VMware のセキュリティ パートナから提供されるアンチウイルスやアンチマルウェアの機能を委任するため、アンチウイルス エージェント用の容量が不要になります。VMware は、McAfee、Symantec、Trend Micro などの業界をリードするセキュリティ ベンダと協力しながら、VMware vShield を基盤にした完全な端末保護ソリューションを統合および提供しています。

  • 前例のないコストメリットを実現: IT管理者は、VMware View 4.5における階層型ストレージの強化によって、前例のないコスト削減が可能です。現在クライアント デバイスを使用する企業は、データセンタ インフラにおいて、安全性、柔軟性に優れ、応対が迅速な、ステイトレス(デバイスやロケーションおよびユーザ設定等に依存しない)仮想デスクトップを、わ ずか1ユーザ当り252ドル以下で展開できます。これは、従来のアーキテクチャと比較して、60%以上のコスト削減を実現することを意味しています。
    VMware View 4.5の詳細は、こちらをご参照ください。
    www.vmware.com/files/jp/pdf/vmworld/view4.5-backgrounder-en.pdf
  • アプリケーションの独立性: VMware View の主要コンポーネントとして提供される VMware ThinApp 4.6 を利用すると、アプリケーションを基盤となるOSから独立して実装、展開、管理、およびアップデートできるパッケージとしてカプセル化することにより、ア プリケーションの提供を簡素化します。これにより、お客様はアプリケーションを提供する際のコストと複雑さを低減できます。企業は、既存のアプリケーショ ンを Microsoft Windows 7 に迅速に移行できます。また ThinApp は、仮想デスクトップ環境にアプリケーションの互換性を提供し、デスクトップのアプリケーションおよびイメージの管理負担を削減します。

    VMware ThinApp 4.6の詳細は、こちらをご参照ください。
    www.vmware.com/files/jp/pdf/vmworld/thinapp4.6-backgrounder-en.pdf

  • クラウドにおけるエンタープライズ クラスのコラボレーションZimbra Appliance は、仮想アプライアンスとして提供される、次世代のEメールおよびコラボレーション用ソリューションです。VMware vSphere上で実行するよう設計されたZimbra Applianceは、管理における最大限の簡素化を実現し、高性能エンタープライズ機能を提供します。クラウド内またはお客様のデータ センタ内で実行するように柔軟に設計されたZimbra Applianceおよびすべての Zimbra Collaboration製品スイートは、ユーザのデバイスの種類、接続環境(オンライン/オフライン)を問わず、豊富なアプリケーションの提供を実現 すると共に、企業や個人向けアプリケーションやデータに対して迅速で、シームレスで、セキュアなアクセスを実現します。さらに、Zimbraのソフトウェ アは、従来の類似製品に比べて、より簡単に実装、展開、管理、更新ができ、TCOの削減と展開における柔軟性の向上を実現しています。結果、お客様やパー トナはリソース、コスト、およびリスクを抑えながら、メールやコラボレーションのニーズに対応できます。Zimbra およびZimbra Collaborationスイートの詳細は、 www.zimbra.com(英語サイト)をご参照ください。
  • Project Horizon - 次世代エンドユーザ コンピューティングモデルの設計 VMware は、サンフランシスコで開催される VMworld 2010 において、クラウド ベースの管理サービス (コード ネーム: Project Horizon) を発表しました。このサービスでは、企業で使用している ID をセキュアにクラウドまで拡張し、OSやデバイスではなくユーザに基づいてアプリケーションやデータをプロビジョニングおよび管理する新しい方法を提供し ます。

    Horizonは、ユーザの「Cloud Identity」を確立し、自社運用するディレクトリ サービスをプライベートクラウドとパブリッククラウド間にセキュアに拡張します。お客様は、プライベートクラウドからのセキュリティと管理を維持しなが ら、この柔軟性とパブリッククラウドにて展開する新しいサービスを活用できます。

  • 評価サービス エンドユーザ コンピューティング実現に向けて: VMware プロフェッショナル サービスは、オンサイトのコンサルティング契約として提供されます。これは End-to-End のコンサルティング サービスで、最新でユーザ中心のアプリケーションおよびデータを提供するコンピューティング モデルへ移行できるよう支援します。VMware View 4.5 の導入を検討している企業向けに、主に 3 つの評価サービスを提供しています。 デスクトップ インフラ仮想化評価では、仮想デスクトップ環境への移行に最適なユーザおよびデスクトップを選定します。 アプリケーション仮想化評価では、最初に仮想化の対象となるアプリケーションを選定します。 デスクトップ仮想化戦略評価では、インフラ評価とアプリケーション評価に戦略的ワークショップを組み合わせることで、この技術をスムーズに導入できるよう、組織における準備と能動的な管理を支援します。詳細については、 www.vmware.com (英語サイト) を参照してください。

株式会社三菱東京UFJ銀行 執行役員 システム部長 村林 聡様からのコメント:
「株 式会社三菱東京UFJ 銀行は、VMware View により従来のデスクトップ環境から最新プラットフォームへの移行を進めており、すでに導入完了した3000 ユーザに対し、セキュリティ、コンプライアンスの強化、コスト削減と同時にユーザの利便性向上を実現しました。
「VMware View 4.5」で強化された拡張性や運用管理性の向上により、エンドユーザの利便性や快適さと、IT 部門の運用管理業務の高度化を実現しながら、残りの行内ユーザに対しても仮想デスクトップへの移行を進めていきます。」

*USリリース原文、およびコメントはこちらをご覧ください。
http://www.vmware.com/company/news/releases/vmworld-end-user.html

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア (本社: カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、仮想化ソリューションおよびクラウド インフラストラクチャ ソリューションを IT 部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化プラットフォームである VMware vSphere™ を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現 することができます。2009 年度に 20 億ドルの売上、19 万社を超えるお客様、および 2 万 5 千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつであり、企業の CIO によって常に 「最優先」 と位置付けられている企業です。VMware の詳細は www.vmware.com をご覧ください。

VMware, VMware ThinApp, VMware View, VMware vShield, VMware vSphereおよびVMworldは、VMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの 企業の商標もしくは登録商標です。「パートナ」 または 「パートナシップ」 という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。

将来予想に関する記述
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、エンドユーザコンピューティングの未来、デスクトップコンピューティング環境の進化とユーザ需 要、当社のHorizonテクノロジ、お客様が将来享受できるであろうメリットに関する将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995 年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の 「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions) に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) 現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(ii)一般消費およびIT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、 新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではあり ません;(iv) お客様が新製品およびクラウドコンピューティングやIT-as-a-Serviceなどのコンピューティング戦略の開発、およびこれらに移行できるかどう か; (v) お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)に起因する不確定要素;(vi) 仮想化ソフトウェアおよびクラウドコンピューティングおよびデスクトップコンピューティングプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化に関する不 確定要素;(vii) 製品開発タイムラインの変更; (viii) 当社の独自技術の知的所有権のマネジメント能力; (ix) 当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうか; (x) 当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらの将来予 想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。