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ヴイエムウェア、 VMware vRealizeクラウド管理プラットフォームのアップデートを通じて 最新鋭のデータセンターとハイブリッド クラウド環境の簡素化を実現

ヴイエムウェア、

VMware vRealizeクラウド管理プラットフォームのアップデートを通じて

最新鋭のデータセンターとハイブリッド クラウド環境の簡素化を実現

統合的なVMware vRealizeクラウド管理プラットフォームの最新版では、クローズドループ型の運用、自動化、ライフサイクル管理、連携などの新機能/機能強化を搭載し、メリット実現までの時間の高速化、使いやすさのさらなる向上、そしてヴイエムウェアのSDDCスタック全体のより優れた制御を実現

【2018年3月30日(日本時間)東京発】

ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、VMware vRealize®クラウド管理プラットフォーム(Cloud Management Platform、CMP)の最新版製品群を発表しました。このVMware vRealizeプラットフォームの最新版により、ハイブリッド クラウド環境の実装、利用、管理がさらに簡素化されます。また顧客からの要望を受けて開発された、ハイブリッド クラウド全体にわたってワークロードのパフォーマンスとキャパシティを最適化する自動運用機能と、強化されたIT自動化ならびに生産性向上の機能により、イノベーションの実現やITガバナンスの確保をこれまで以上に簡素化します。

今回の発表で、新たにVMware vRealize® Operations™ 6.7、VMware vRealize® Automation™ 7.4、VMware vRealize® Business™ for Cloud 7.4、VMware vRealize® Orchestrator™ 7.4、VMware vRealize® Log Insight™ 4.6、VMware vRealize® Suite Lifecycle Manager 1.2の各製品を発表しました。これらの製品を組み合わせたVMware vRealize Suiteにより、大規模なハイブリッド クラウド環境全体にわたるコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションの管理とプロビジョニングが可能になります。今回新たに搭載された運用、自動化、ライフサイクル管理の機能や統合プラットフォーム全体にわたる機能強化により、顧客の目標達成までの時間の高速化や、使いやすさのさらなる向上、そしてヴイエムウェアのsoftware-defined data center(SDDC)スタック全体のより優れた制御を実現します。

自動運用機能により目的に沿ったパフォーマンス確保とキャパシティ最適化を実現

VMware vRealize Operations 6.7に搭載された新規ならびに強化されたパフォーマンス/キャパシティ最適化の機能により、運用における課題を解決します。今回、新たに発表された製品により、データセンターとクラウド環境での監視と管理に、新たに自動運用のアプローチを活用することができます。また、監視とトラブルシューティングの機能が強化されたことで、VMwareのSDDCスタック全体で統合的に障害の予測/防止/修正を行うことができます。主な新機能は以下の通りです。

  • (新機能)キャパシティ分析エンジン:VMware vRealize Operations 6.7で新たに搭載されたキャパシティ分析エンジンにより、キャパシティの有効利用のための予測や改善に向けてキャパシティの使用状況や需要に関するリアルタイムの可視性を提供します。この新しいキャパシティ分析エンジンは、ARIMAの手法を採用しており、キャパシティ利用に関する周期性や傾向、そしてスパイクを検知するとともに、シンプルな操作性を通じてキャパシティを管理できるほか、これまでよりも正確な予測とプランニングが可能になります。また、コスト分析を含む新しいキャパシティ管理機能により、余剰リソースの自動再利用と、IT環境の適正なサイジングが可能になり、効率的なコスト削減が可能になります。さらに、将来のプロジェクトに関するプランニングの際は仮想的なシナリオを実行できるとともに、VMware vSphere®ベースのプライベート クラウド、アマゾン ウェブ サービス(AWS)やVMware Cloud® on AWS、そして関連コストを含め、マルチクラウド環境全体にわたる需要に基づいてキャパシティをプランニングできます。さらに、この新しいキャパシティ分析エンジンは、将来の機械学習の導入に向けた基盤ともなるものです。
  • (新機能)ビジネスと運用の目的に沿ったパフォーマンス自動化:最新版製品では、ライセンスの適用や除外によるソフトウェア ライセンスのコスト削減、またはパフォーマンスに関するSLA遵守のためのワークロード バランシングなどのビジネス上の目的、またはビジネス クリティカルなアプリケーション向けの余裕を持ったリソース確保やクラスタごとの圧縮などの運用上の目的に基づいて、現在のVMware vSphereベースのプライベート クラウド、そして将来のVMware Cloud on AWSの継続的なパフォーマンス最適化を図り、アプリケーションのパフォーマンス要件を満たすことができます。この製品は、予測分析と強化された自動ワークロードバランシングの機能を活用し、継続的な最適化を促進します。また、VMware vRealize Operations 6.7とVMware vRealize Automation 7.4の緊密な連携により、顧客へのクローズドループ型の運用体験を提供することを目的として強化された初期ワークロード配置を実現します。顧客は自動運用機能を起動するだけで、自動的かつ継続的にワークロードを最適化できます。
  • (新機能)Wavefront by VMwareとの連携:VMware vRealize Operations 6.7には、Wavefront by VMwareとの連携機能があらかじめ組み込まれているため、 IT部門やアプリケーション利用者は迅速に課題の優先順位付けとその解決に取り組むことができます。この連携により、アプリケーションの自動検出と必要なエージェントのインストールや管理などの機能を通じて迅速にWavefrontの利用を開始できます。さらに、この連携によりIT部門はDevOpsチーム向けにCassandra、Kafka、Redisに加えて従来型アプリケーションなど、さまざまなアプリケーションのモニタリング機能を提供できるようになります。
  • (新機能)新しいユーザ インターフェイス:搭載されているペルソナ ベースのクイックスタート ダッシュボードにより、これまで以上に簡単に利用できるため、運用タスクの実行を高速化できます。さらに、メトリックやログに基づく全社的なトラブルシューティングのためのワークフローもアップデートされています。

VMware vRealize Automation 7.4で生産性を向上し、目標達成までの時間を高速化

VMware vRealize Automation 7.4ではいくつかの主要な技術革新と機能強化を実現しており、一貫した運用、生産性の向上、メリット実現までの時間の高速化が可能になります。最新版製品では、最新の使用方法、サービス提供機能、強化されたマルチテナント、製品連携の拡大を実現しています。主な新機能や機能強化は以下の通りです。

  • (新機能/機能強化)統合型ブループリントとOVFファイルの提供:この最新版では、すぐに利用可能な120種類以上の無償の統合型ブループリントとOVFファイルが用意されており、アプリケーションのブループリント作成を大幅に高速化します。VMwareとBitnamiの協力のもと、新たに追加した20種類のブループリントと、GitLab、Hadoop、Jenkins、MongoDBなどのよく利用されるアプリケーションやデータベースなどの100種類以上のOVFファイルにより、アプリケーションの開発や導入を高速化できます。
  • (新機能)カスタム フォーム デザイナー:VMware vRealize Automation 7.4のカタログ項目に関するさまざまなサービス リクエスト フォームをIT部門が簡単に作成できるため、不要なブループリントの作成を減らすことができます。
  • (拡張機能)マルチテナント機能:テナントごとにフィルター ベースのネットワーク サービスやインフラの構成要素の可視化を実現します。さらに、マルチテナントに対応したVMware vRealize Orchestratorの最新版もサポートしています。

VMware vRealize Suite Lifecycle ManagerがITコンテンツ管理にも対応

2017年9月に提供を開始したVMware vRealize Suite 2017では、新たに組み込まれた自動ライフサイクル管理機能により、導入当初から稼動後の運用作業に至るまで、日々の管理と運用の業務が大幅に簡素化されます。このライフサイクル管理機能によって、VMware vRealize Suiteに含まれる製品群の導入、設定、アップデートを自動化することで、目的達成までの時間を最小化します。最新版のVMware vRealize Suite Lifecycle
Manager 1.2では、ライフサイクル管理の機能を強化しており、インフラからクラウド環境にわたるITコンテンツ管理が可能となります。主な新機能は以下の通りです。

  • (新機能)製品内マーケットプレース:新たに提供される「App Store」のような統合環境から、ヴイエムウェアとエコシステム パートナが提供するソリューションをすぐに使うことができます。これらのソリューションは、VMware vRealize Operationsの管理パック、VMware vRealize Log Insightのコンテンツ パック、VMware vRealize Automationのブループリントやプラグインまでを網羅しています。さらにVMware vRealize Suite Lifecycle
    Manager内で、関連するパッケージ アプリケーションやコンテンツのアクセス、ダウンロード、導入、削除も可能です。
  • (新機能)ITコンテンツのライフサイクル管理:コンテンツの把握、テスト、導入のための自動リリース パイプライン、GitLabとの連携によるコンテンツの保存とバージョン管理、複数の開発者が関わるようなユースケースへの対応など、ITライフサイクル コンテンツ管理が可能になります。コンテンツ管理機能を活用することで、インフラのコンテンツをアプリケーションとして扱えるとともに、VMware vRealizeのコンテンツ管理にDevOpsを活用し、複数の環境にわたってスピード、品質、一貫性を実現できます。

また、今回の発表は、ヴイエムウェアが最近発表したVMware Log Intelligence、そしてWavefront by VMwareおよびVMware Cost Insightの機能拡張を含むVMware Cloud Servicesのアップデートにも対応しています。ヴイエムウェアは、クラウドやオンプレミス ソフトウェアの製品群の技術革新を引き続き推進しており、サブスクリプション モデルでの利用やライセンス モデルによるオンプレミス利用など、クラウド管理ソリューションの利用におけるさまざまな選択肢を提供します。

VMware Inc. クラウド管理部門上級副社長 兼 ゼネラルマネージャー アジェイ・シン(Ajay Singh)コメント:

「ヴイエムウェアは、顧客のデジタル トランスフォーメーションに向けた取り組みを高速化するために、提供するクラウド管理プラットフォームを通じて技術革新を実現することに注力しています。クラウドへの移行は決して容易ではなく、性能に優れた統合的かつ使いやすいクラウド管理プラットフォームがなければ、失敗する可能性もあります。当社のIT運用管理と自動化への投資により、顧客がこれまで以上に簡単かつ高速に、ハイブリッド クラウド環境を活用してビジネスを変革できるようサポートします」

■ご購入および価格について

VMware vRealize Automation 7.4、VMware vRealize Business for Cloud 7.4、VMware vRealize Log Insight 4.6、VMware vRealize Operations 6.7、VMware vRealize Orchestrator 7.4、VMware vRealize Suite Lifecycle Manager 1.2は、2019年度の第1四半期末(2018年5月4日)までに提供開始予定です。

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェアのソフトウェアは、世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのコンピュート、クラウド、モビリティ、ネットワーク、セキュリティの各製品は、世界中で7万5,000社のパートナ エコシステムを通じて50万以上の顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤を提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なイノベーションの歴史は今年20周年を迎えます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、vRealize、vRealize Operations、vRealize Automation、Log Insight、vRealize Lifecycle Manager、vSphere、VMware Cloud、Wavefront、vRealize Orchestratorは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。