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VMware、vCloud Hybrid Service™を発表

 

  VMware vCloud Hybrid Service™ を発表  

 新しい IaaSにより既存のデータセンターをパブリック クラウドへ拡張
VMwareの顧客向けにクラウド移行の最短ルートを提供

*本内容は、2013年5月21日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。

2013 5 21 米国時間 カリフォルニア州発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)の最高経営責任者(CEO)であるパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)は本日実施されたイベントにて、豊富な実績と信頼性を誇るVMware vSphere®を基盤に構築され、VMwareが運用するIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)であるVMware vCloud® Hybrid Service™を発表しました。

vCloud Hybrid Serviceは、数十万の顧客が利用するVMwareのソフトウェアをシームレスにパブリック クラウドに拡張します。これにより、オンプレミスとオフプレミスの両環境で、同じ技術、ツール、ネットワーク/セキュリティのシステムを顧客は利用できます。  

VMware の顧客向けにクラウド移行の最短ルートを提供
VMware vCloud Hybrid Serviceにより、顧客は自社データセンターのクラウド移行に関する以下のことが可能になります。

  • アプリケーションの種類に依存しない中立性
    vCloud Hybrid Serviceは、VMware vSphere上での動作が保証された数千のアプリケーションと90以上のオペレーティング システム(OS)をサポートしているため、顧客はアプリケーションの変更や再設定をすることなく、パブリック クラウド環境でも同水準の可用性とパフォーマンスを実現できます。

  • シームレスなネットワークとセキュリティ
    vCloud Hybrid Serviceでは、顧客の既存データセンターのレイヤー 2-3 ネットワークをvCloud Hybrid Serviceに拡張するためのセキュアな仮想ネットワークを利用できます。

  • ビジネス クリティカル レベルの信頼性
    vSphereをベースとするvCloud Hybrid Serviceは、ビジネス クリティカル アプリケーション向けの監視/高可用性/自動化されたレプリケーションなどの機能を提供します。また、VMware vMotion®、High Availability、Distributed Resources Scheduler™などのvSphereの高度な機能も活用できます。

  • シンプルな管理
    vCloud Hybrid Serviceのシンプルな管理アプローチにより、現在と同じツールとプロセスでオンプレミス/オフプレミスの両環境を管理できます。またvSphereの管理者は無料のvCloud Connector™プラグインを使用して、vSphereクライアントから仮想マシン(VM)の閲覧、管理、移行を実行できます。

vCloud Hybrid Service によるパートナのメリット
vCloud Hybrid Serviceはパートナを通じて販売され、そのほかのVMwareベースのクラウド サービスとの互換性も備えています。vCloud Hybrid Serviceは標準的なSKUによるオンプレミス向けのVMwareライセンスと同じ方法で販売されるため、パートナは顧客との販売関係を引き続き維持できます。さらに、クラウド サービス プロバイダは付加価値の高いサービスやvCloud Hybrid Serviceの自社製品ポートフォリオへの追加など、さらなる売上機会を獲得できます。VMwareはVMwareサービス プロバイダ プログラム(VSPP)パートナへのテクノロジや知的財産(IP)の提供を通じて、迅速な革新とサービス提供の推進に注力します。

VMware, Inc. 最高経営責任者( CEO )パット・ゲルシンガー( Pat Gelsinger )コメント:
「VMwareはITを劇的に簡素化し、顧客のIT運用を革新することを目指しています。本日発表したVMware vCloud Hybrid Serviceにより、VMwareの仮想化やSoftware-Defined Data Centerの技術のあらゆるメリットと、顧客が切望する高速かつシンプルなパブリック クラウド サービスを統合することで、この目標に向けた大きな一歩を踏み出しました」

VMware, Inc. 上級副社長 ハイブリッド クラウド部門ゼネラルマネージャー ビル・ファーザーズ( Bill Fathers )コメント:
「当社の新しいVMware vCloud Hybrid Serviceは、既存のVMwareによる仮想化インフラとの完全な互換性を備えたパブリック クラウドを実現します。場所を問わない新規/既存のアプリケーションの稼働という徹底されたアプローチにより、vCloud Hybrid Serviceはプライベート/パブリックの両クラウド環境の完全な連携を可能にします」

 

■ ご提供時期について(※)
VMware vCloud Hybrid Serviceは米国を対象としており、6月よりEarly Accessプログラムを通じて提供され、一般出荷は2013年第3四半期を予定しています。

■ その他、発表詳細は下記本社リリースをご覧ください(英語サイト)
http://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-vcloud-hybrid-service-052113.html

(※)【追記】
本日米国で発表されたVMware vCloud Hybrid Serviceの日本を含むアジア太平洋地域での提供開始は2014年の予定です。

vCloud Hybrid Serviceの提供開始は、日本を含むアジア太平洋地域におけるVMwareのハイブリッドクラウド戦略をさらに拡張するものです。日本では、vSphere基盤のクラウドを運用するVSPPパートナが173社あり、また8社のVSPPパートナがvCloud Powered認定サービスを提供しており合計で11カ所のデータセンターを運用しています。これらのvCloud Poweredパートナは、vSphere上でVMwareの優れた管理/相互運用のソリューションを展開しており、これにより顧客の自社所有のデータセンターと統合可能なハイブリッド クラウドのソリューションを提供します。VMwareの日本を含むアジア太平洋地域全体でのVSPPパートナは1,200社を超えており、このなかには40カ所のデータセンターを運用する27社のvCloud Powered認定サービスを提供するパートナが含まれ、このことはVMwareが同地域で最大級のハイブリッドクラウド インフラの基盤となっていることを示しています。

また、セキュリティやコンプライアンスなどが保証された高信頼のSLA(サービス レベル アグリーメント)やサービス契約を通じてさらなるメリットを提供するVMware vCloud Datacenter Servicesプログラムには、大規模なハイブリッドクラウドを提供するパートナとして4社(シンガポールのSing Tel社、オーストラリアのOptus社、日本のソフトバンクテレコム株式会社ならびに株式会社日立製作所)が参画しています。(敬称略)

日本を含むアジア太平洋地域でvCloud Hybrid Service が提供される際は、VMware vCloudを基盤として、VMwareならびにVMwareのエコシステムから提供されるサポート/サービスが付加されたVMwareブランドのサービスになる予定です。VMwareのブランドを冠し、VMwareの製品・ソリューションを通じて提供されるvCloud Hybrid Serviceは、VMwareのパートナを通じて販売され、既存のvCloud PoweredならびにVMware vCloud Datacenter Serviceパートナのポートフォリオを補完します。vCloud Hybrid Serviceは高度に標準化/製品化されたIaaSであり、VMwareを導入済みのサービスプロバイダは、特定のアプリケーション/業界/市場に対応する補完的かつ付加価値の高いサービスのエコシステムを構築できるようになります。これまでに多くの顧客から、vCloud Hybrid Serviceを既存ポートフォリオに加えることに関心があるとのフィードバックをいただいています。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2012年度の売上高は、46億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、vSphere、Distributed Resource Scheduler、vMotion、vCloud Hybrid Services、vCloud Connector、VMware vCloudは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。


将来予想に関する記述
 
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」条項(the safe harbor provisions)に準拠しています。これらの将来予想に関する記述は、新しいVMware vCloud Hybrid Serviceの入手性、価格、機能およびそれらが顧客にもたらすメリットに関する予測を含みますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果は、特定のリスク要因により、将 来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)世界的な経済状況や市場状況の悪化、(ii)顧客のIT消費の落ち込みまたは遅延、(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況、(iv)顧客の新製品の開発、および新しい製品、クラウドコンピューティングやデスクトップ仮想化ならびにsoftware defined data centerなど新たなコンピューティング戦略へ移行する能力、(v)お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)、(vi)仮想化ソフトウェアおよびクラウド プラットフォームおよびデスクトップ コンピューティング プラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化、(vii)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうか、(viii)地政学的なイベントや安定性、(xiv)為替レートの変動などの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。  

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。