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VMware、ドイツにデータセンタを新設し、中欧市場にvCloud Airを拡大

 

VMware、ドイツにデータセンタを新設し、中欧市場にvCloud Airを拡大

VMwareのハイブリッド クラウド サービスにより、顧客は各地のデータのプライバシーやセキュリティ、データの主権性に対応しながらデータセンタをパブリック クラウドへと拡張

*本内容は、2014年10月14日(スペイン時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。

【2014年10月14日(スペイン時間)バルセロナ発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、ハイブリッド クラウド プラットフォームであるVMware vCloud® Air™(旧称:VMware vCloud Hybrid Service™)をドイツで展開する計画を発表しました。VMwareが運営する新しいデータセンタは、すでに稼働・展開されている英国でのデータセンタならびにVMware vCloud Air® Network™サービスプロバイダを補完するもので、中欧地域の顧客に対して、ドイツおよびEUのコンプライアンスならびにデータ所有の主権性に対応したサービスを提供します。ドイツ市場でのVMware vCloud Airの一般提供開始は2015年第1四半期(1~3月)を予定しています。

加えてVMwareは、北米および欧州で提供されるVMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemand™のアーリーアクセス プログラムを拡大させる計画を発表しました。VMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemand™は、クレジットカードを利用してvCloud Airにオンデマンドでアクセスできるようにする新しいサービスです。

※VMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandの日本市場での提供については、VMware vCloud Airサービスの開始後、提供開始時に改めてお知らせする予定です。

データ所有の主権性とハイブリッド クラウド
ITを活用する企業や組織の間で事業遂行のためパブリック クラウドへの移行が一層、進展する中、データのプライバシーやセキュリティ、および所有の主権性は依然として大きな課題とされています。vCloud Airの拠点がドイツに新設されることにより、欧州の顧客は域内特有のデータのプライバシーやセキュリティ、所有の主権性に対応しながら、世界をリードするVMwareのパブリック クラウドを活用でいるようになります。

VMwareがドイツのIlkin Borgに委託し、ドイツ企業のIT上級管理者225名を対象に実施した最近のアンケートでは、93%から、クラウド サービス プロバイダの拠点の所在地を重視し、所在地が適切なサービス プロバイダを選ぶ際の極めて重要な基準になる、との回答を得ました。また、このアンケートでは、社内インフラと同じくらい容易に管理できるパブリック クラウドが望ましいとの回答も71%に達しています 。

vCloud Airへのインスタント オンデマンド アクセス
VMwareは、クレジットカードを利用してvCloud AirにオンデマンドでアクセスできるVMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandのアーリーアクセス プログラムを拡大させると発表しました。サービス使用分のみ支払いで利用できるVMware Virtual Private Cloud OnDemandは、今年8月に米国で開催されたVMworld 2014でまず、ベータサービスとして発表されました。今回発表されたアーリーアクセス プログラムは、2014年11月に北米と欧州で提供開始される予定です。vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandの詳細は下記URLをご覧ください。(英語)
http://www.vmware.com/go/ondemandeap

VMwareはまた、欧州の顧客を対象に、クラウド環境への接続とクラウド利用の新たなソリューションとして、VMware vCloud® Air™ Direct Connect™の提供も開始します。これにより顧客は、専用回線を通じて自社のインフラをダイレクトかつシームレスにvCloud Airに拡張し、必要に応じてリソースの追加や規模の拡張を行い、安全で整合性のある広帯域な接続性を確保できるようになります。

VMware vCloud Air:新旧アプリケーションに対応するハイブリッド プラットフォーム
vCloud Airの市場投入後1年余、VMwareのハイブリッド クラウド プラットフォームは急速に市場を拡大しています。あらゆる規模の企業の間で、VMwareのハイブリッド クラウドへの移行が急速に進んでいます。VMwareのデータセンタは現在、北米、欧州、アジアで運営されています。日本では、ソフトバンクテレコム株式会社およびソフトバンク コマース&サービス株式会社との合弁事業によるアジア太平洋地域でのハイブリッド クラウド事業の拡大を発表しました。また、中国では中国電信とも戦略的パートナーシップを結び、北京での世界水準のハイブリッド クラウド サービスの構築も進めています。

vCloud Airは他社のパブリック クラウド サービスと異なり、プライベート利用のオンプレミスのIT環境にあるインフラをシームレスにパブリック クラウド環境に拡張することができます。拡張後のハイブリッド クラウドでは、社内の既存アプリケーションを運用できるだけではなく、新たなクラウド向けのアプリケーションを開発することもできるため、安全性と信頼性、コンプライアンスを確保しながら、ビジネスの俊敏性と効率性を向上できます。企業のIT部門はvCloud Airの利用により、市場で信頼を得ているVMwareの仮想化ソフトウェア「VMware vSphere®」を利用中の顧客は、今まで同じ管理方法でクラウド環境を可視化、管理、運用し、オンプレミスとオフプレミスの“両環境に対応した最良”のクラウド環境を運用することができます。

VMwareのハイブリッド クラウドがパートナにもたらす機会
チャネル パートナはvCloud Airを活用して、プライベートのデータセンタとパブリック クラウドを統合し、ハイブリッド ソリューションを提供することができます。vCloud Airは、チャネル エコシステムの形成を念頭において設計されています。VMwareのディストリビュータ、ソリューション プロバイダ、およびOEMパートナは、他のVMware製品と同じようにvCloud Airを販売できます。

またVMwareは、欧州に2,100社を超えるvCloud Air Networkサービス プロバイダ パートナから成るエコシステムを形成し、VMwareの技術を基盤とするクラウドの運用を進めています。このうち160社はVMware Hybrid Cloud Poweredサービス プロバイダとして、顧客の社内システムとクラウド環境のワークロードを相互に移動させることができます。

VMware, Inc.ハイブリッド クラウド サービス ビジネス担当上級副社長兼ゼネラル マネージャ ビル・ファザーズ(Bill Fathers)コメント:
「1年前のVMware vCloud Airの発表以降、VMwareは信頼できるハイブリッド クラウド プラットフォームの提供に向けて、大きな成長を遂げてきました。新しい市場へとVMware vCloud Airを拡大させ、今まで以上のサービスを展開し続けていく上で、現在のサービスはまだ完成形とは言えません。業界をリードするハイブリッド クラウド プラットフォームにより、データセンタからデスクトップへ、そしてモバイル アプリケーションへと、“as a service”のイノベーションを顧客に提供するのが目標です」

■ご購入および価格について

  • VMware vCloud Airはドイツで2015年第1四半期(1~3月)に提供開始予定です。
  • VMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandは本日より米国で、事前審査が必要なベータ プログラムとして提供を開始します。また、アーリーアクセス プログラムによる提供は2014年11月17日より北米および欧州で開始し、一般提供開始は2015年第1四半期を予定しています。

    VMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandの詳細は下記URLをご覧ください。(英語)
    http://www.vmware.com/go/ondemandeap

※VMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandの日本市場での提供については、VMware vCloud Airサービスの開始後、提供開始時に改めてお知らせする予定です。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2013年度の売上高は、52億1,000万米ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware vCloud Air、VMware vCloud Air Network、VMware vCloud、VMware vSphere、VMworldは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

将来予想に関する記述
本プレス リリースには、ドイツでのVMware vCloud Airの提供開始予定、中欧での新しいデータセンタの開設計画、これら製品で予定されている機能、これら製品の顧客への潜在的メリット、ハイブリッド クラウド コンピューティングに関するトレンド予測など、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) ビジネス上のIT戦略の変更、(ii) 世界的な経済状況や市場状況の悪化、(iii) ITの消費の落ち込みまたは遅延、(iv) 価格競争、業界再編、新規競合会社のモバイル端末やエンドユーザ市場への参入、当社の競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況、(v) 顧客の新製品の開発、および新しい製品やハイブリッド クラウドコンピューティングなど新たなコンピューティング戦略へ移行する能力、(vi) 顧客の新興技術に対する許容性(賛同の有無)、(vii) 仮想化ソフトウェア、クラウド/企業向けコンピューティングのプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化、(viii) 製品開発スケジュールの変更、(ix) VMwareの専有技術を保護する能力、(x) VMwareが優秀な従業員を採用、維持できるかどうかなどの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。  

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。VMwareは、このプレスリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。