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日本のマネージメント層を対象としたITの利用動向に関する意識調査:日本のマネージメント層は、将来のITに業務運営支援よりも企業戦略の実現を期待

日本のマネージメント層を対象としたITの利用動向に関する意識調査:日本のマネージメント層は、将来のITに業務運営支援よりも企業戦略の実現を期待

日本のマネージメント層は将来のIT戦略として経営/ビジネス戦略との整合性を志向
リスク管理/コンプライアンスの強化、新たなテクノロジーの活用、変化に耐えるIT基盤の構築も重要視

【 2013年11月6日 (日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は、国内企業の経営者/管理職500名を対象に実施した「ITの利用動向に関する意識調査」の結果を発表しました。この調査は、IT調査・コンサルティング会社の株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、代表取締役:内山 悟志)に委託して行われました。

将来のITに対し、業務運営上の戦術面での期待ではなく、ビジネスに直接作用する戦略性を志向
調査によると、回答者の29.4%がITの現状の役割について「生産性向上やコスト削減をさせる上で重要な役割を果たす存在である」と回答しました。一方、将来的なITの役割については、上位回答の2つで「今後の企業の存亡を左右する、戦略的に非常に重要な位置づけである」と「効果的に活用すれば、ビジネスに戦略的な利用できる可能性を持った存在である」(いずれも35.6%)が占め、「生産性向上やコスト削減をさせる上で重要な役割を果たす存在である」の回答率(18.2%)を大きく上回りました。

また、現状と将来のITの役割について項目別に見た場合、現状では上位から「業務コストの削減」、「売上増大に対する直接的な貢献」、「ビジネス環境変化への迅速な対応」の順となりました。一方で将来のITの役割では、「売上増大に対する直接的な貢献」がトップとなり、以下、「業務コストの削減」、「ビジネス環境変化への迅速な対応」と続きました。加えて、IT部門に対する期待として、半分以上(50.2%)の回答者が「経営/ビジネス戦略とIT戦略の整合性の確保」を望んでいることが判明しました。

これらのことから、企業におけるITの位置付けが、生産性の向上やコスト削減といった業務運営上の戦術面での期待から、ビジネスの成否に直接的に作用する戦略的な存在へと志向が変化することが明らかになりました。

IT部門よりも営業・管理部門の回答者が、将来のIT投資増を予測
今後3年間のIT投資予測を部門別に尋ねたところ、「増加する」と回答した割合は、IT部門(36.1%)よりも営業部門(47.7%)や管理部門(40.9%)の方が高く、これらの部門が今後のIT投資に期待していることが示されました。

リスク管理/コンプライアンスの強化を最重要視
また、ITトレンドに対する重要性での問いでは、「リスク管理とコンプライアンスの強化」が最上位に挙げられ、「クラウド・コンピューティングの利用」、「モバイル環境の推進」、「ビジネス・プロセスの可視化」、「変化に耐えうる柔軟なIT基盤の構築」の順で続きました。このことから、企業は統制と管理を保ちつつも、クラウドやモバイルといった新たなテクノロジーを活用し、変化に耐えるIT基盤の構築を図ることが重要と考えていることが示されました。

株式会社アイ・ティ・アール シニア・アナリスト 生熊 清司氏 コメント:
「今回の調査では、日本のマネージメント層はさらなる成長に向けて、ビジネスとITのより緊密な統合/連携を望んでいることが明らかになりました。またマネージメント層は、事業の統制と管理を保ちつつも、クラウドやモバイルといった新たなテクノロジーを活用して、変化に耐えるIT基盤の再構築を図ることが重要と考えています。今回の調査では将来的にIT投資が増加する傾向がみられるなか、企業のさらなる成長を支援するITとITベンダーの役割が日本ではさらに重要になると考えています」

ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 三木 泰雄 コメント:
「日本企業はビジネス戦略におけるIT活用が十分ではないと言われることがあります。しかしながら今回の調査では、マネージメント層がITを、企業運営のためのツールとしてだけではなく、ビジネス戦略を実現するためのものとして認識し始めていることを明確に示しており、この変化は企業や組織に競争力とビジネスのさらなる成長をもたらします。ヴイエムウェアは、SDDCにより、安全性、柔軟性、俊敏性を備えたITインフラストラクチャを実現することで、ビジネス戦略と緊密に連携する先進的なITソリューションを企業やIT部門に提供します」

主な調査結果は以下の通りです。なお、各質問や回答の詳細については 別添資料をご参照ください。

【調査結果(抄)】

  • ITの現状の役割について、回答者の29.4%が「生産性向上やコスト削減をさせる上で重要な役割を果たす存在である」と回答しました。一方で将来的なITの役割については、上位回答の2つで「今後の企業の存亡を左右する、戦略的に非常に重要な位置づけである」と「効果的に活用すれば、ビジネスに戦略的な利用できる可能性を持った存在である」(いずれも35.6%)が占め、「生産性向上やコスト削減をさせる上で重要な役割を果たす存在である」の回答率(18.2%)を大きく上回りました。このことは、将来のITに対し、業務運営上の戦術面での期待ではなく、ビジネスに直接作用する戦略性を志向していることを示しています。
  • 現状のITの役割について項目別に見た場合、上位から「業務コストの削減」、「売上増大に対する直接的な貢献」、「ビジネス環境変化への迅速な対応」が挙げられました。一方で将来のITの役割では、「売上増大に対する直接的な貢献」がトップとなり、以下、「業務コストの削減」、「ビジネス環境変化への迅速な対応」と続きました。
  • IT部門に対する期待として、半分以上(50.2%)の回答者が「経営/ビジネス戦略とIT戦略の整合性の確保」を望んでいることが判明しました。
  • 今後3年間のIT投資予測を部門別に尋ねたところ、「増加する」と回答した割合は、IT部門(36.1%)よりも営業部門(47.7%)や管理部門(40.9%)の方が高く、これらの部門が今後のIT投資に期待していることが示されました。
  • ITトレンドに対する重要性での問いでは、「リスク管理とコンプライアンスの強化」が最上位に挙げられ、「クラウド・コンピューティングの利用」、「モバイル環境の推進」、「ビジネス・プロセスの可視化」、「変化に耐えうる柔軟なIT基盤の構築」の順で続きました。このことから、企業は統制と管理を保ちつつも、クラウドやモバイルといった新たなテクノロジーを活用し、変化に耐えるIT基盤の構築を図ることが重要と考えていることが示されました。

【調査概要】

調査名: 「企業のマネージメント層から見たITの現状に関する調査」
調査対象国: 日本
調査対象者: 製造、流通、金融、サービス、情報通信、官公庁などの業種の日本企業/組織(従業員100人以上の規模)に勤務する、経営者ならびに部長職以上の管理職500人
調査方法: ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
調査期間: 2013年9月26日~2013年10月7日
調査実施/集計・分析: 株式会社アイ・ティ・アール

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナーを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2012年度の売上高は、46億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

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