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EMCとVMwareが最新レポートを公開IT変革に向けた企業の全力の取り組みの実態が明らかに

EMCとVMwareが最新レポートを公開IT変革に向けた企業の全力の取り組みの実態が明らかに

最新の「State of IT Transformation」レポート- EMCおよびVMwareのユーザー企業660社以上におけるIT変革の取り組みの進捗状況とターゲットを分析

*本内容は、2016年3月15日に米国で発表されたニュース リリースの抄訳です。

【2016年3月15日(米国時間)マサチューセッツ州ホプキントンおよびカリフォルニア州パロアルト発】

概要

  • 18 の業界を網羅したEMCおよびVMwareのユーザー企業660社以上の分析から、現在のIT変革の取り組みにおけるギャップ、進捗状況、目標が明らかに
  • デジタル ビジネス チャンスの促進を支援する最先端のIT部門の構築において、最も高い費用対効果が見込まれる領域を優先付け
  • 90%がハイブリッド クラウドを評価段階または概念の実証段階と回答
  • 80%がセルフサービス ポータルを使用してビジネスに焦点を当てたカタログのサービスを標準化したいと回答し、77%が自動化を進めることでITサービスを提供する環境を強化したいと回答
  • 90%がIT変革の戦略やロードマップのドキュメント化が成功に不可欠であるとしている一方で、過半数がいずれも実現できていないと回答
  • ほとんどの企業がソフトウェア開発サイクルを75~90%短縮することを優先項目に挙げている一方で、70%近くが新しいアプリケーションの開発サイクルが完了するまでに半年から1年以上を要すると回答

EMCコーポレーション(本社:マサチューセッツ州ホプキントン、会長 兼 CEO(最高経営責任者):ジョー・トゥッチ、NYSE略号:EMC、以下EMC)およびVMware(NYSE: VMW)は本日、共同レポート「State of IT Transformation(IT変革に関する状況)」を発表しました。本レポートは、EMCとVMwareの顧客で、IT変革の取り組みを現在進めている世界660社以上を対象とし、分析結果をまとめた高精度なレポートです。EMC IT変革ワークショップとVMware Accelerateワークショップ参加企業が、各社の長期・短期両方のIT変革の取り組みについて自己診断したギャップ、進捗状況、目標をまとめた質の高い分析結果を報告しています。

業務の変革

本レポートでは、国・地域や業界に関係なくほとんどの企業が自社のITサービス戦略を改善し、顧客集中型のビジネスと同じようにITを運用したいと回答しています。

回答企業の90%が経営陣および各部門の支援とともにIT変革の戦略とロードマップのドキュメント化の重要性を認識している一方で、実際にはドキュメント化できていないと回答した企業が全体の過半数(55%)に上ります。

回答企業の80%が、セルフサービス ポータルを使用してビジネスに焦点を当てたカタログのサービスを標準化するとともに、自動化を進めることで下記のようなITサービスを提供する環境を強化したいとしています。

  • リソースのプロビジョニング - 回答企業の77%がインフラストラクチャ リソースのプロビジョニングを1日以内に完了するか必要に応じて動的に実行したいとしていますが、過半数の企業において実際の所要期間は1~4週間となっています。
  • 財務管理 - ITコストの回収を年間割り当てベースで実行しているかプロジェクトごとに実行しているとした企業は87%に上り、消費したサービスの対価を当初示した価格で請求できているとした企業はわずか5%のみでした。
  • 測定 - 個々の事業部門が消費したリソースの追跡管理を自動化したいと考えている企業の割合は88%で、社内全体を通じてITリソースの消費を追跡管理する能力にギャップがあると感じている企業は70%に上ります。

クラウド インフラストラクチャ - 戦略的プラットフォームの定義

本レポートの参加企業は、自社のIT部門に社外のサービス プロバイダよりも優れた価格競争力を求めており、ハイブリッド型のクラウド アーキテクチャの仮想化、標準化、構築を通じてコスト効率を高めたいと回答しています。ほとんどの企業が今後1年半から2年以内に稼働中のアプリケーション環境をハイブリッド クラウド アーキテクチャにしたいと考えており、実際に評価段階または概念の実証段階にある企業は90%に上ります。

仮想化に関しては、参加企業のほぼすべてがコンピューティング、ストレージ、アプリケーションの仮想化を80~100%のレベルまで高めたいと回答しています。

アプリケーション - 開発の向上と迅速化

IT部門がソフトウェア開発の期間短縮を支援するためにプラットフォームの提供を自動化したいと考えている一方で、80%がスケーラブルでインフラストラクチャに依存しないアプリケーション フレームワークが自社にはないと回答しており、68%が新しいアプリケーションの開発サイクルが完了するまでに半年から1年以上を要すると回答しています。ほとんどの企業は、この開発サイクルを1~2週間程度にまで短縮したいと回答しています。

業界別ハイライト

  • 医療 - 医療業界の企業は、自社のIT変革を改善する機会が最も多いと回答しています。また、他業界に比べて自己診断で最低スコアをつけた領域が最も多く、ギャップを優先付けした領域の数も最多でした。
  • 小売 - デスクトップ仮想化が最も進んでいる業界で、上位20パーセンタイルの企業がデスクトップの60%以上を仮想化していると回答しています。また、これらの企業は大部分のアプリケーションがスケーラブルでインフラストラクチャに依存しないアプリケーション フレームワークを基盤に構築されていると回答しています。
  • 通信 - ネットワーク仮想化において他業界をリードしており、平均的な企業のネットワーク仮想化レベルは40%に上り、上位20%の企業におけるネットワーク仮想化のレベルは80%近くに達しています。
  • 金融サービス
    - IT変革の取り組みの大部分の領域で平均以上のスコアを付けており、IT変革戦略とロードマップを完全にサポートしてドキュメント化していると回答した企業の割合は40%近くに上ります。
  • 政府・行政 - 上位20%が、稼働中アプリケーションの20%以上をハイブリッド クラウドに展開していると回答し、コンピューティングおよびアプリケーションは100%近くを仮想化していると回答しています。

EMCとVMwareによる共同分析レポート「State of IT Transformation」の完全版および本レポートの要約とインフォグラフィックスは、以下でご覧いただけます。

http://www.emc.com/microsites/it-transformation-analysis.htm

EMCコーポレーションについて

EMCコーポレーションは、お客様およびサービスプロバイダーのビジネスの変革を行い、IT-as-a-Serviceを提供する世界のリーディング・カンパニーです。この変革には、クラウド・コンピューティングが基本となっています。EMCは、革新的な製品とサービスによって、IT部門のクラウド・コンピューティングへの旅を加速させ、最も価値ある資産である「情報」を、機敏に、高い信頼性で、効率的に、保存、管理、保護、そして分析を行うことをお手伝いいたします。

http://japan.emc.com/

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で業界をリードしています。VMwareの業界をリードする仮想化技術をベースとしたソリューション群を通じて柔軟性、俊敏性、安全性に優れたITの新しいモデルを実現します。顧客はあらゆるアプリケーションの開発の高速化、提供の自動化、安全な利用を実現することでこれまで以上にイノベーションを加速できます。VMwareは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、米国カリフォルニア州シリコンバレーの本社のほか全世界にオフィスを展開しています。当社の2015年度の売上高は、66億米ドル以上です。VMwareの詳細は
www.vmware.com/jpをご覧ください。

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