プレス リリースこの記事の所要時間:1 分

ヴイエムウェア、業界初となるハイブリッド クラウド向け統合プラットフォームを発表

ヴイエムウェア、業界初となるハイブリッド クラウド向け統合プラットフォームを発表

VMware NSX™とVMware vCloud® Air™の組み合わせにより、パブリック クラウドとプライベート クラウドを単一のネットワークで接続

新たなOpenStackディストリビューションにより、OpenStackクラウドの構築を簡素化

ハイブリッド クラウドの基盤となるVMware vSphere® 6により650を超える新機能と技術革新を提供

【 2015年2月3日 (日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、仮想化されたコンピューティング/ネットワーク/ストレージで構成される業界初のハイブリッド クラウド向け統合プラットフォームを発表しました。ソフトウェアで定義されるVMwareのプラットフォームにより、顧客はプライベート/パブリック クラウドにわたって一貫性のある単一の環境を構築し、あらゆるクラウド ネイティブ アプリケーションや既存アプリケーションを稼働、保護、管理できるようになります。また、このプラットフォームは、顧客ごとのニーズに対応したアプリケーションやクラウド環境を構築、管理するためのオープンな環境と選択肢を提供します。

IT投資の中心は従来のハードウェア資産から、流動性の高いソフトウェアやデータ資産へとシフトするなど、企業が新たな価値を生み出すための手法は大きく変わろうとしています。こうした変化の時代において、IT部門は俊敏性を高めるためにクラウドの導入を進めており、オンプレミスおよびオフプレミスのクラウド プラットフォーム間の互換性という課題に取り組む必要が出ています。さらに、IT部門はセキュリティとコンプライアンスの要件を満たしながら、この変化を進めなくてはなりません。VMwareは、ソフトウェアとデータをビジネスの中心に据えることで、顧客がこの変革の時代を乗り越えてITの新しいモデルを実現することをサポートします。

ハイブリッド クラウドの実現に向けた業界初の統合プラットフォーム
本日発表した、ハイブリッド クラウドの実現に向けた新しいソリューションとサービスの詳細は以下の通りです。

ハイブリッド クラウドの基盤となるVMware vSphere® 6
VMware vSphere 6には650以上の新機能と技術革新が追加されており、パフォーマンス、スケーラビリティ、統合率の向上を通じて、ビジネス クリティカル アプリケーションやクラウド ネイティブ アプリケーションの特有のニーズに対応する画期的な新機能を提供します。VMware vSphere 6は、インフラおよびアプリケーションのサービス レベルと可用性を今までにない高いレベルに引き上げます。

OpenStack環境の構築を簡素化するVMware Integrated OpenStack
VMware Integrated OpenStackは、VMwareベースの信頼性の高いインフラに開発者がオープンAPIを通してアクセスすることを、迅速かつコスト効率良く実現するOpenStackディストリビューションです。VMwareは、オープンソースのOpenStackコードなど、ディストリビューションのすべてのコンポーネントをパッケージ化およびテストし、サポートを提供します。また、VMwareは、VMware vSphereを利用している顧客に、無償でこのディストリビューションを提供します。

新世代のエンタープライズ ストレージ: VMware Virtual SAN™ 6 とVMware vSphere Virtual Volumes™
市場で評価の高いハイパーバイザー統合型ストレージの新バージョンであるVMware Virtual SAN 6では、Software-Defined Storageの幅広い導入を促進すべく、スケーラビリティとパフォーマンスが大幅に強化されています。さらに、VMware vSphere Virtual Volumesは、外部のストレージ ベンダが提供するストレージに仮想マシンをネイティブに認識させることができる新次元のストレージ統合ソリューションです。

VMware NSX™を活用したVMware vCloud® Air™ハイブリッド ネットワーキング サービス
今年初めに発表した各ソリューションの統合に向けた取り組みを拡大し、VMwareはVMware vCloud Airハイブリッド ネットワーキング サービスを発表しました。これにより顧客は、ゲートウェイ アプライアンスを通じて、パブリック クラウドであるVMware vCloud AirとVMware vSphereベースのプライベート クラウドを単一かつ安全なネットワークで相互接続できます。VMware NSXは、レイヤ2-7に包括的なネットワークとセキュリティのモデルをソフトウェアで提供するネットワーク仮想化プラットフォームで、VMware vCloud Airのネットワーク基盤としても利用されています。2015年上半期から段階的にリリース予定のVMware vCloud Airハイブリッド ネットワーキング サービスにより、顧客はプライベート クラウドとvCloud Airに展開されている数百の仮想ネットワークを単一のWAN接続で維持することができ、そして設定を変更することなく、アプリケーションに同じきめ細やかな“ゼロ・トラスト”セキュリティ ポリシーとネットワーク アイソレーションを適用できます。

VMwareの統合プラットフォームには、継続的デリバリやコンテナ ベースの分散アプリケーション テクノロジを利用する開発者およびシステム管理者をサポートする、最先端の仮想化技術が含まれています。また企業は、VMwareが業界をリードするコンピューティング/ネットワーク/ストレージ向けの技術革新、OpenStackフレームワークとの統合、コンテナ/Kubernetesとの統合、そしてGoogleが主導するオープンソースのコンテナ オーケストレーション プロジェクトなどを活用できます。こうしたサポートを通じて、顧客はハイブリッド クラウド環境全体でビジネス クリティカル アプリケーションやクラウド ネイティブ アプリケーションの開発/導入/利用を、迅速かつ柔軟性と信頼性に優れた方法で実現できます。

VMware, Inc. 最高経営責任者(CEO)パット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)コメント:
「世界中にある既存のあらゆる業界がソフトウェアにより変革されつつあります。この変革のなかで成功するためには、ビジネスは不確実性を乗り越えていく必要があります。本日、ソフトウェアで定義された統合プラットフォームの提供を通じて、顧客がこれらの要件に対応するためのサポートを提供するというVMwareの取り組みは大きく前進します。この進化により、コンピューティング/ネットワーク/ストレージの全体にわたって、ハイブリッド クラウドの実現に向けた業界をリードする選択肢を提供し、技術革新をさらに拡大します」

提供開始時期について
VMware vSphere 6、VMware Integrated OpenStack、VMware Virtual SAN 6、VMware vSphere Virtual Volumes は2015年第1四半期(1~3月)に提供開始予定です。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で業界をリードしています。VMwareの業界をリードする仮想化技術をベースとしたソリューション群を通じて柔軟性、俊敏性、安全性に優れたITの新しいモデルを実現します。顧客はあらゆるアプリケーションについて開発の高速化、提供の自動化、安全な利用を実現することでこれまで以上にイノベーションを加速できます。VMwareは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、米国カリフォルニア州シリコンバレーの本社のほか全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2014年度の売上高は、60億米ドル以上です。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、vSphere、vSphere Virtual Volumes、Virtual SAN、vCloud、vCloud Air、NSXは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

将来予想に関する記述
本プレス リリースには、VMware vSphere 6やVMware Integrated OpenStack、VMware vCloud Suite 6、VMware Virtual SAN 6、VMware vSphere Virtual Volumesの提供に関する予定と特長、顧客に対するこれらの予定される特長や利点、ITに対する顧客の要望の将来のトレンドなど、将来の予想に関する記述 (forward-looking statements)が含まれています。

本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(ii)一般消費、政府消費およびIT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、 新規競合会社の仮想化ソフトウェア、クラウド、エンドユーザならびにモバイルコンピューティングの業界への参入、VMwareの競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません;(iv)VMwareの顧客が新製品の開発およびクラウドコンピューティング、デスクトップ仮想化、software-defined data centerへの移行を実現できるか否か;(v)顧客の新興技術に対する許容性 (賛同の有無)に起因する不確定要素;(vi)仮想化ソフトウェアならびにクラウド/エンドユーザ/モバイル コンピューティングの業界での急激な技術の変化;(vii)製品やサービスの開発タイムラインの変更;(viii)当社とEMC社との関係、VMware本社取締役メンバの選任を含むEMC社のステークホルダの承認が必要な事柄の同社のマネジメント能力;(ix)VMwareの独自技術の知的所有権のマネジメント能力;(x)VMwareが優秀な従業員を採用、維持できるかどうか;(xi)当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。