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VMware、業界をリードするHorizonプラットフォームで SaaSイノベーションを拡大

VMware、業界をリードするHorizonプラットフォームで
SaaSイノベーションを拡大

オンプレミス環境からマルチクラウド環境まで、VDIとDaaSの管理を簡素化する新機能を発表

*本内容は、2021年8月3日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

 

【2021年8月3日(米国時間)カリフォルニア州発】
VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、業界をリードする仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)とDesktop-as-a-Service(DaaS)プラットフォームの構築を推進する中で、オンプレミスからクラウドまで環境を問わず、IT部門のデプロイ管理を簡素化するVMware Horizonの新機能を発表しました。
なお、クラウド上に展開されたVMware Horizonデスクトップの総数は、テレワークへの移行が進んだ2020年の当初6週間で、82%増加しました(1)。今後、オフィス勤務に戻るか、何らかの方法でテレワークを継続するか、いずれかの方法を選択したとしても、IT部門が従業員をサポートするうえでVMware Horizonは引き続き重要な役割を果たします。

VMware Horizonは、VMware Workspace ONEプラットフォームの一部として提供され、多くのお客様がこのソリューションを活用し、複数のクラウドにわたるデバイス、アプリ、デスクトップの管理を一元化しています。VMware Anywhere Workspaceは、従業員がどこにいてもよりセキュアに、ストレスを感じることなく業務を行えるようにする統合型ソリューションです。このソリューションは、VMware Workspace ONE、VMware Carbon Black Cloud、VMware Secure Access Service Edge(SASE)が連携することで実現します。

Horizon制御プレーン サービスの利用可能なクラウド環境の拡大により柔軟性を大幅に向上
多くの組織がハイブリッド クラウドやマルチクラウドのアーキテクチャを導入し、オンプレミスに加え、複数のパブリック クラウドやプライベート クラウドと組み合わせた環境で稼動するHorizonプラットフォームのデスクトップやアプリが増加する中、こうした管理を簡素化するのがHorizon制御プレーンです。IT部門は、クラウドホスト型のHorizon制御プレーンを通じ、プライベート クラウドとパブリック クラウドの両方にわたり、仮想デスクトップとアプリを展開するとともに、その管理と拡張を実現できます。仮想アプリとデスクトップをハイブリッド型で提供して管理することにより、IT部門はどちらの環境からも最大限の効果を引き出すことが可能になります。オンプレミス環境をクラウド上から管理することで効率化を図るとともに、準備が整い次第ユースケースやキャパシティをクラウド上に拡張することも可能です。

本日VMwareが発表したHorizon制御プレーンのサービスがより多くのクラウド プロバイダを通しての利用が可能になったことで、デスクトップやアプリをクラウドに拡張する際の柔軟性が大幅に向上します。また、これらのサービスは以下の通りです。

  • Universal Broker:利用可能な容量、場所、優先順位付けなどに応じて、Horizon Pod やクラウドを介し、仮想デスクトップとアプリへの接続を可能にします。このサービスは、オンプレミス、VMware Horizon on VMware Cloud on AWS、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureの各環境への対応に加え、VMware Horizon on Azure VMware Solution(AVS)環境でも利用可能になりました。
  • イメージ管理サービス:Horizonの展開範囲全体にわたりデスクトップ イメージを一元管理することで、イメージのメンテナンス時間を短縮し、保守コストを削減します。このサービスは、オンプレミス環境に対応するほか、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureでも利用可能です。
  • アプリケーション管理:VMware App Volumesによって提供されるこの機能は、アプリをパッケージ化し、複数のHorizon環境にわたりリアルタイムで一括展開することにより、アプリの配信を簡素化します。アプリの管理をデスクトップ イメージから切り離すことで、IT部門はイメージの無秩序な拡散を防ぎ、アプリ管理のプロセスを簡素化することで作業時間を削減できます。また、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureの提供するDesktop-as-a-Service(DaaS)を利用することで、インフラを追加することなく、アプリのパッケージ化を自動化できます。
  • クラウド監視サービス(CMS):Horizon環境全体にわたり、ユーザー セッション、仮想デスクトップ、アプリのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、ダウンタイムを最小化します。このサービスは、VMware Horizon for Azure VMware Solution(AVS)環境でも利用できるようになりました。
  • ライフサイクル管理:VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureにより提供されるDaaSにおいて、Horizonインフラのインストール、アップグレード、拡張を自動化することにより、初期導入や継続的な設定などの作業を簡素化します。

新たなアップデートと統合により、VDIの複雑さを解消し、総所有コスト(TCO)を削減
マルチクラウドのデスクトップとアプリの提供モデルにおいては、クラウドごとに異なるインフラ基盤やメンテナンスの要件を考慮する必要があるため、複雑化の原因になるとともに、管理コストの増大につながりかねません。そこでHorizonの最新リリースではこのような複雑さの解消と、IT部門の作業時間とコストの削減を目的に、次のような機能を搭載しています。

  • Horizon Connectionサーバなどの既存のオンプレミスHorizonインフラを使用し、VMware Horizon on Azure VMware Solution(AVS)、VMware Horizon on VMware Cloud on AWSといったvSphereベースのパブリック クラウド環境へ、従業員が接続できるようにします。
  • HorizonにPostgreSQLサポートが加わり、IT部門は必要に応じて、Horizon環境にオープンソースのデータベースを選択できるようになりました。拡張性の観点では、たとえば大規模エンタープライズ環境でポッド当たり最大2万のデスクトップとセッションへの接続が可能になったため、Horizonの展開に必要なポッド数を削減できます。
  • Blastプロトコルの継続的な改良により、従業員の生産性向上を支援します。また、8Kモニター対応などクライアント側のディスプレイ解像度の向上、最新NVIDIA AmpereアーキテクチャGPUのサポート、ハイダイナミックレンジ(HDR)動画エンコードによるユーザー体験の拡充もこうした改良の一部です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、IT部門は分散した環境で働く従業員をどのようにサポートしていくべきかを見直す必要性に迫られてきました。IT部門のリモート対応への投資は、テクノロジとトレーニングの両面で確実な成果を生み出しており、従業員の大半がテレワークの継続を選択していることからも、この手法は今後も定着すると見込まれます。

VMware Workspace ONE Assistによって、IT部門やヘルプデスクのスタッフは、デバイス関連の作業やトラブルを抱えている従業員をリモートでサポートできます。これまでWorkspace ONE Assistを使用したIT部門によるリモートサポートは、モバイル、特殊用途のフロントライン デバイス、物理PCに限られていましたが、Workspace ONE AssistによるHorizonセッションのリモートからのサポートも可能になりました。従業員がどのような形態でデスクトップやアプリにアクセスしているかを問わず、IT関連の問題解決にかかる時間を短縮し、従業員の体験や生産性の向上を実現します。Horizon向けVMware Workspace ONE Assistは、VMwareの会計年度で2022年第3四半期、2021年10月29日までの提供開始を予定しています。

VMware Horizonがもたらすビジネスバリュー
調査会社IDC社では今年の年初に、相当数のデバイスとアプリの仮想化にVMware Horizonを導入している企業を対象にインタビュー調査を実施し、各社の投資回収率(ROI)を評価しました。IDC社はこのインタビュー調査をもとに、組織当たり年間平均450万米ドル(100ユーザーにつき35万6,200米ドル換算)相当の利益を獲得できていると結論づけています(2)。

VMware後援によるIDCホワイトペーパー「The Business Value of VMware Horizon」によると、調査参加者はVMware Horizonを使用することにより、重要なビジネス アプリの高いパフォーマンス、信頼性、柔軟性を備えたアクセスなど、ユーザーにとって優れたエクスペリエンスを提供するとともに、デバイスおよびアプリ環境の運用に必要なコストとスタッフの時間を最適化し、多大な価値を実現できたことが明らかになりました。

VMware, Inc. エンドユーザー コンピューティング担当 上級副社長兼ゼネラルマネージャ シャンカー・アイヤー(Shankar Iyer)コメント:
「アプリのクラウド移行が進み、従業員が場所を問わずアクセスが可能になるにつれ、IT部門が管理する環境はますます複雑化しています。VMware Horizonは、この複雑さの軽減、管理の効率化、そしてデスクトップやアプリのワークロードがオンプレミス環境でもクラウド環境でも、また両方を組み合わせたハイブリッド環境で運用される場合においても、従業員の生産性向上、これらの実現を目的に構築された最新のプラットフォームです」

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-newsfeed.VMware-Expands-SaaS-Innovations-on-Industry-Leading-Horizon-Platform.9ef9af70-b2ef-44b6-bc86-401c51e2367f.html

1. VMware社内向けデータ。2020年3月13日~4月24日
2. VMware後援によるIDCホワイトペーパー『The Business Value of VMware Horizon』、Doc# US48090721、2021年6月発行

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、アプリケーション モダナイゼーション、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペース製品により、顧客はあらゆるクラウドにデバイスを問わずアプリケーションを提供できます。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なテクノロジの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

 

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