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ヴイエムウェア、VMware vCloud® Air™の日本データセンタに新サービスを追加し、機能を大幅に強化

ヴイエムウェア、VMware vCloud® Air™の日本データセンタに新サービスを追加し、機能を大幅に強化

新たにVMware NSX™のマイクロ セグメンテーションに対応し、ハイブリッド クラウド環境全体でのセキュリティ強化を実現するとともに、災害復旧サービスの機能もさらに拡充

よりきめ細やかな従量課金モデルを採用し、さまざまなワークロードに対応できる柔軟性を提供

【2015年6月4日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、VMware vCloud® Air™の日本のデータセンタから新たに提供されるネットワーク新機能および災害復旧(DR)サービスの機能強化に加え、新しい料金体系の追加を発表しました。今回の発表には、VMware NSX™ネットワーク仮想化プラットフォームの機能をVMware vCloud Air上で提供する先進的なネットワークサービスであるVMware vCloud® Air™ Advanced Networking Servicesの提供開始と、機能がさらに強化されたVMware vCloud® Air™ Disaster Recoveryに加え、新たに1分単位で使用したリソース分のみを支払う従量課金サービスであるVMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandの日本での提供開始が含まれます。

ヴイエムウェアは、これらの新機能や機能強化、新サービスの提供を通じて、一つのクラウドで既存のビジネス クリティカルからクラウド ネイティブのアプリケーションまで、あらゆるアプリケーションをあらゆるデバイスで利用できるようにし、継続性を保ちながら将来のビジネスを支えるハイブリッド クラウドを実現する“One Cloud, Any application, Any Device™”を日本でもさらに推進します。

日本データセンタから新たに提供される先進的なVMware vCloud Air Advanced Networking Services
ヴイエムウェアの提供するネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXをvCloud Airに実装することで、VMware vCloud Air上から提供されるネットワーク機能を拡張します。これにより、オンプレミスとVMware vCloud Airの両方を含むハイブリッド クラウド環境全体で、同一のマイクロ セグメンテーションのポリシーを設定できるようになり、最新のセキュリティの脅威に対応できると同時に、運用負荷も軽減できます。VMware vCloud Air Advanced Networking Servicesの主な機能は以下の通りです。

  • 分散ファイアウォールによるマイクロ セグメンテーション
    ハイパーバイザー内で動作する仮想マシン(VM)単位のステートフルなファイアウォールにより、“ゼロトラスト セキュリティ モデル”に基づいたマイクロ セグメンテーションを導入できます。オブジェクトベースのルールを設定することで、通常のファイアウォールよりも運用負荷を下げながら、高度なセキュリティを実現します。また、この機能は分散ファイアウォールとしてハイパーバイザー内部に実装されているため、ネットワーク トラフィックにボトルネックが発生しません。
  • アプリケーション ルールに基づく高度なレイヤ7のロードバランシング
    httpヘッダの情報を活用した負荷分散機能をVMware vCloud Air上でも提供します。また、httpsのオフロードをサポートすることで、同じサーバリソースでより多くのユーザにWebサービスを提供することができます。さらに、負荷分散の対象をVMware vCloud Airのオブジェクト ベースで指定することができるため、運用も簡素化できます。

シンプルかつコスト効率の高いVMware vCloud Air Disaster Recoveryをさらに強化
VMware vCloud Air Disaster Recoveryの機能強化により、より広範囲なワークロードに活用できるようになりました。また、ユーザは既存の仮想環境に変更を加える必要がなく、加えて通常利用しているすべてのOSやアプリケーションに対応しているため、組織の災害復旧対策の優れた選択肢となります。VMware vCloud Air Disaster Recoveryの主な機能強化は以下の通りです。

  • 複数のリカバリポイント
    ユーザは、自社データセンタ環境の複数世代前のスナップショットにロールバックできます。これにより、データ破損やウィルス/ハッキングの攻撃によるシステム停止からの復旧に対応可能になります。
  • ネイティブ フェールバックへの対応
    ユーザはVMware vCloud Airにフェイルオーバーした環境を、プライマリ データセンタで簡単に再開することができます。ネットワークを通じてワークロードをVMware vCloud Airからユーザのプライマリ環境に複製することで、通常のシステム運用を再開します。
  • セルフサービスによる自動化
    新しいVMware vRealize™ Orchestrator DRプラグイン、オープンソースのDR コマンドライン インターフェース(CLI)、拡張されたREST APIを活用し、フェイルオーバー作業を効率化するための復旧計画の定義および導入が可能になります。

ニーズに合わせて柔軟にvCloud Airサービスを利用できる新しい従量課金モデルを日本でも開始
日本でも新たに提供されるVMware vCloud Air Virtual Private Cloud OnDemandにより、オンライン上で簡単に登録ができ、クレジットカードやサービス契約を通じた従量課金モデルによる支払いが可能になります。これにより、新規プロジェクトなど負荷が大きく変動する可能性のあるワークロード、開発/テストなどの短期的なワークロード、スモールスタートのワークロード向けに、柔軟性の高い選択肢を提供すると同時に、運用コストを削減できます。また、事前のリソース確保や先行投資は不要で、実際の利用料(1分単位)を月単位で支払うことができます。

日本でのVMware vCloud Airの導入とパートナ エコシステムが順調に拡大
2014年11月の日本でのVMware vCloud Airの一般提供開始以来、導入顧客数は順調に増加しており、現在ではビジネスを支えるハイブリッド クラウド プラットフォームとして、さまざまな業種の企業や組織がVMware vCloud Airを導入しています。また、VMware vCloud Airパートナ エコシステムも拡大を続けており、世界中の販売パートナがVMware vCloud Airを基盤としたサービスを提供しているほか、日本でも VMware vCloud Airエコシステムに参画する販売パートナが95社まで拡大しています。

VMware, Inc. クラウド サービス ビジネス部門担当 上級副社長 兼 ゼネラル マネージャ ビル・ファザーズ (Bill Fathers)コメント:
「本日、日本での継続的なVMware vCloud Airのサービス強化を発表できることを嬉しく思います。日本のお客様すべてが、より迅速にビジネスを遂行し、既存のIT基盤をさらに拡張するために、将来的な戦略の一部としてパブリック クラウドの活用に期待しています。本日発表したサービスの強化は、既存のVMware vSphere®環境と連携するエンタープライズ クラスのパブリック クラウド プラットフォームに対する顧客からの強い関心に応えるもので、単なる序章に過ぎません」

サービスの提供および価格について
VMware vCloud Virtual Private Cloud Air OnDemandは2015年7月上旬に提供開始予定です。価格は、8ギガバイト(GB)分のRAMと2つの仮想CPUを備えたVMで、1時間あたり28円(税抜)~です。

VMware vCloud Air Advanced Networking Servicesは2015年第3四半期(7~9月)に提供開始予定です。価格については、サービス提供開始時に発表予定です。

VMware vCloud Air Disaster Recoveryの新機能は、2015年7月上旬に提供開始予定です。

ご購入については、ヴイエムウェアの国内パートナまでお問い合わせください。
http://info.vmware.com/content/apac_jp_co_solution-p_index

<VMware vCloud Airの新サービス開始に伴うキャンペーンについて>
ヴイエムウェアでは、今回発表したVMware vCloud Airの新サービスの提供開始に合わせて、エンドユーザ向けに、VMware vCloud Airの利用料金を割引くキャンペーンを実施します。このキャンペーンでは、個人利用者は登録時に提供される39,000円(税抜)相当の無料サービスを通じて、POCの実施やアプリケーションの展開を行うことができます(登録後 90 日間有効)。キャンペーンの詳細は下記キャンペーン Webサイトをご参照ください。
http://vcloud.vmware.com/jp/service-offering/virtual-private-cloud-ondemand

また、ヴイエムウェアでは、日本の販売パートナがVMware vCloud Airの機能やエンドユーザへの提案方法などを学ぶトレーニング、さまざまなセールスツール、お得なプログラム・キャンペーンなど、vCloud Airの提案に必要なすべての情報を下記ウェブサイトを通じて提供しています。VMware vCloud Airにご興味・ご関心をお持ちのパートナは、こちらもご参照ください。
https://www.vmware-gogo.com/p/vcloudair_campaign/

【ご参考】 VMware vCloud Conference 2015の開催ならびにInterop Tokyo 2015への出展について
今回発表した新サービスやVMware vCloud Airの最新の技術動向や国内外の顧客事例を紹介するイベント「VMware vCloud Conference 2015 」を7月8日(水)に東京、7月14日(火)に大阪でそれぞれ開催します。VMware vCloud Conference 2015の詳細は下記URLをご参照ください。
https://vcloudconference.jp
また、ヴイエムウェアは、6月10日(水)から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2015にも出展し、今回発表したサービスのデモなどを実施します。Interop Tokyo 2015の詳細は下記公式サイトをご参照ください。
http://www.interop.jp/2015/

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で業界をリードしています。VMwareの業界をリードする仮想化技術をベースとしたソリューション群を通じて柔軟性、俊敏性、安全性に優れたITの新しいモデルを実現します。顧客はあらゆるアプリケーションについて開発の高速化、提供の自動化、安全な利用を実現することでこれまで以上にイノベーションを加速できます。VMwareは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、米国カリフォルニア州シリコンバレーの本社のほか全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2014年度の売上高は、60億米ドル以上です。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware vCloud、VMware vCloud Air、VMware NSX、VMware vRealize、VMware Horizon、VMware Horizon Air、vSphereは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。