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ヴイエムウェア、仮想インフラストラクチャスイート全体にわたってイノベーションを提供

ヴイエムウェア、仮想インフラストラクチャスイート全体にわたってイノベーションを提供

新リリースのVMware Infrastructure では、基幹システム運用の自動化の拡大、

より高度なアベイラビリティ、パフォーマンスの強化を実現

*本内容は、2007 年10 月8 日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

【2007年10月8日(米国時間)米カリフォルニア州発】

仮想インフラストラクチャ ソフトウェアにおけるトップベンダーであるVMware, Inc. (米カリフォルニア州)は、今年中に一般向けに発売が予定されている新リリースのVMware Infrastructure の機能について発表しました。この新リリースには、新しいVMware ESX Server 3.5 とVirtualCenter 2.5 が含まれます。エンタープライズでの作業負荷における自動化のレベル拡大、全体としてのインフラストラクチャのアベイラビリティ向上、およびパフォーマンスの強化によってIT 環境の管理を合理化します。この新リリースではまた、特に小規模から中規模のIT 環境をターゲットとした新しいパッケージを含め、パッケージングと価格設定も更新されています。

ヴイエムウェアの製品マーケティング担当バイスプレジテントである Raghu Raghuram(ラグー ラグラム)は、次のように述べています。「今回の発表は、10 年近くにわたる継続的なイノベーションに基づくものです。ヴイエムウェアはVMware Infrastructure スイートのすべてを対象として改善を推進しています。データストア間で仮想マシンディスクを移動する初めてのソリューションなどの新機能は、小規模な企業から大企業まで、すべてのサイズのお客様に魅力ある価値を提供します。」

VMware Infrastructure は、ヴイエムウェアによる本番環境に対応した第3 世代の仮想化スイートです。ヴイエムウェアのお客様を対象として最近行われた調査によれば、調査に回答した企業のうち90%の本番環境においてVMware Infrastructure が使用されていました。120 を超える業界での利用実績やIT 関連の賞を獲得しているヴイエムウェアは、次世代ファームウェア ハイパーバイザと管理および自動化ソリューションへのお客様からの要求に応えた完全なソリューションを提供することのできる唯一のベンダーです。

IDC 事業担当副社長であるジョン・ハンフリースは、「ユーザは、仮想インフラストラクチャのメリット、ソフトウェアが企業へもたらす利益の最大化を継続的に求めています」と語っています。「VMware ESX Server 3.5 とVMware VirtualCenter 2.5 の発表で、VMware は、これまでもあった特徴を強化するだけでなく、機動性とサービスの汎用性を向上する新しい機能により、仮想化を次のレベルにまで高めています。これらの新機能は、順を追って、新たな顧客のビジネス領域における仮想化の採用を増やして行くでしょう。」

VMware Infrastructure に搭載される新しい機能は、小規模や中堅企業からグローバル100 にランクされる企業の支店やデータセンタまで、さまざまなお客様やIT 環境からの要求に応え、この仮想化スイートの3 つのすべてのレイヤーにわたって価値を提供します。

「新しいリリースは、我々のデータセンタをさらに管理しやすく、より柔軟にします」と、カーティン工業大学のシステムエンジニアであるキム・ウィズニュースキーは語っています。「例えば、VMware Guided Consolidation は、VMware ESX Server の新しいエンジニアのためにトレーニングコストを下げ、織全体への仮想化の拡大を容易にします。VMware Storage VMotion は、メンテナンスを必要とすストレージの透過的なデータ移動のワークロードを可能にします。また、仮想マシンやそのサポートへ影響を与えることなく、ダイナミックにストレージの負荷を保たせることができ、これまで以上に効果的に仮想インフラストラクチャストレージのライフサイクルを管理できます。」

Natixis の副社長兼システムエンジニアである、ファジル ハビビューラは次のように語っています。「VMware Update Manager は、それぞれの仮想インフラストラクチャ管理者が直面するのを恐れるプロセスに取り組んでいます。それは、パッチレベルの追跡、最新のセキュリティパッチ、そして環境全体でのバグフィックスです。VMware Update Manager は、仮想インフラストラクチャ環境全体の中で、自動アップデートと改善プロセスによって、この難題に対処しています。 これは、管理が容易なだけではなく、全てのVMware ESX Server ホストとゲスト・オペレーティング・システムのセキュリティを確実にするものです。この全てのホスト、テンプレート、そして仮想マシンでの機能は、電源が切れた状態や待機状態でも機能的に稼動します。リスクコントロールの視点から、集中したコンソールからの継ぎ目なくパッチ・マネージメントとセキュリティ改善を自動化する能力は、私たちにとって大きな付加価値です。」

仮想化プラットフォームの強化を通じ、仮想マシン内で最も要求の厳しいワークロードを実行する際にもパフォーマンス、スケーラビリティ、および互換性が新たなレベルにまで改善されています。

  • SATA ローカルストレージ、10 Gig Ethernet、Infiniband など、仮想化の対象とするハードウェアをより 柔軟に選択できるよう、ストレージとネットワーキングの選択肢を拡大。
  • TCP Segment Offload とJumbo Frame のサポートにより、ネットワークI/O の処理に伴うCPU のオー バヘッドを削減。
  • 最新のプロセッサ等ハードウェアに搭載されている、ハードウェアによるページテーブル仮想化支 援機構への対応により、メモリの仮想化を支援。
  • パラバーチャライズドLinux オペレーティングシステムのゲストOS サポートにより、仮想化対応オペ レーティングシステムを通じたパフォーマンス改善が可能。
  • 64GB のRAM を持つ仮想マシンと、最大128GB のメモリを搭載した物理マシンをサポート。

新しいインフラストラクチャ機能は、インフラストラクチャのアベイラビリティと回復力改善に貢献します。

  • VMware Storage VMotion は、サービスの中断やシステムダウンを伴うことなく、データストア間で仮 想マシンが利用しているディスクファイルを、仮想マシンを停止させることなく移動することを可能に します。VMware VMotion は多くのインフラストラクチャ管理者にとって、サーバの負荷を動的に分 散し、サーバメンテナンスに伴う計画的ダウンタイムをなくすために不可欠なツールとなっています。 Storage VMotion はVMotion を仮想マシンのストレージリソース、つまり仮想ディスクにも拡張したも のです。Storage VMotion を使用することにより、IT 管理者は仮想マシンディスクを利用可能な最適 なストレージ リソースに移動してパフォーマンス上のボトルネックを解決することができます。またスト レージアレイのアップグレードに伴って発生していたサービス中断を最小限に抑え、アプリケーショ ンやサーバのオーナーとの大掛かりな打ち合わせを行うことなくストレージ インフラストラクチャの管 理を行えるようになりました。
  • VMware Update Manager は、VMware ESX Server のホストと仮想マシンを対象としたパッチ適用や アップデートの管理を自動化します。Update Manager はIT 部門の最大の悩みの種のひとつ、すな わちパッチのレベルを追跡し、最新のセキュリティ/バグフィクスを手作業で適用するという作業を解 決します。オフラインの仮想マシンにパッチを当てることにより、物理環境よりも高いレベルでパッチ 基準へのコンプライアンスを達成することができます。また、 Distributed Resource Scheduler (DRS) との統合により、ゼロダウンタイムによるVMware ESX Server ホストへのパッチ適用が保証されてい ます。

新しい仮想インフラストラクチャ管理ソリューションは、自動化の強化を通じてIT 環境の管理合理化に

貢献します。

  • VMware Distributed Power Management は、実験的サポートであり、インテリジェントな作業負荷分 散によりデータセンタの消費電力を削減します。Distributed Power Management はVMware DRS と 共に動作し、サービスレベルを満たすうえで必要とされていないサーバへの電力供給を自動的に遮 断し、コンピューティング リソースへの需要が高まった場合には自動的にサーバに電源を投入する よう設計されています。
  • VMware Guided Consolidation はVirtualCenter 機能のひとつであり、ステップバイステップの手順に よりサーバ統合作業の開始を支援します。ウィザードが物理サーバを発見し、統合の対象となるかど うかを判断します。対象となるサーバを仮想マシンに変換し、キャパシティプランニング機能を活用 して、最適なVMware ESX Server またはVMware Server ホストにインテリジェントに割り振ります。

発売予定、パッケージ構成

  • 新リリースのVMware Infrastructure は2007 年中に発売される予定です。VMware Infrastructure の新しいパッケージ構成と価格は、一般向け発売と共に今年末までに適用が開始されます。VMware Infrastructure には次の各エディションが用意されます。
  • VMware ESX Server 3i はひとつのサーバを対象としてパーティショニングを提供し、サーバシステムのファームウェアの一部として、あるいはハードドライブインストレーションのためにスタンドアロン の製品として販売されます。
  • VMware Infrastructure 3 Foundation(旧称『Starter』)にはVMware ESX Server、VMware Consolidated Backup、新しいVMware Update Manager が含まれます。以前のVMware Infrastructure 3 Starter と違い、VMware Infrastructure 3 Foundation には共有ストレージの接続、メモリ使用、物理サーバ上のCPU 数に関する制約はありません。
  • VMware Infrastructure 3 Standard は、より高い価値レベルにおいてIT 環境の回復力を高めるよう設 計されています。VMware Infrastructure 3 Foundation の機能に加え、VMware Infrastructure 3 Standard にはハードウェア傷害の影響を受けた仮想マシンを自動的に再起動するVMware HA が含まれています。
  • VMware Infrastructure 3 Enterprise にはリソース管理、作業負荷の移動、および高度なアベイラビリ ティのための、仮想インフラストラクチャのすべての機能が搭載されています。VMware Infrastructure 3 Standard の機能に加えてVMware VMotion、VMware Storage VMotion、および Distributed Power Management (DPM)に対応したVMware DRS も含まれています。
  • VMware VMotion、Storage VMotion、DPM 対応のDRS はVMware Infrastructure 3 Foundation およびStandard と共にスタンドアロン製品としてもご購入いただけます。
  • 有効なサポート加入、サブスクリプション契約をお持ちでVMware Infrastructure をすでにお使いのお客様には、新しい製品と機能はそれぞれのエディションに無料でアップグレードできます。

詳細については、下記ウェブサイトをご覧下さい。
(http://www.vmware.com/jp/products/vi/whatsnew.html)

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェア社は、仮想化ソフトウェアのグローバルリーダーとして、本社をカリフォルニア州パルアルトに置き、EMC 社(NYSE: EMC)傘下でビジネスを展開しています。VMware 製品は、世界的にビジネスを展開する大企業において採用され、現在のコンピューティング資源を最大限に活用しながら、企業のIT を簡素化し、変化するビジネス要求へのより速い対応を実現しています。VMware 製品は現在、世界各国で300 万人を越えるユーザを持ち、フォーチュン100 の100%など、20,000 社を超える企業で採用されています。ヴイエムウェア社についての情報は、 www.vmware.com/jp をご覧ください。

ヴイエムウェア株式会社
〒105-0013 東京都港区浜松町1−30−5 浜松町スクエア13F
URL: www.vmware.com/jp/

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