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ヴイエムウェア、VMware vCloud® Suiteのクラウド管理機能の拡張を発表

ヴイエムウェア、 VMware vCloud® Suite のクラウド管理機能の
拡張を発表
 

 VMware vSphereユーザが無償で利用できる管理製品の新エディションを追加
複数のプラットフォーム/クラウドの管理製品を2013年上半期に販売開始予定

   2012   10  30   (日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、最近リリースされたVMware vCloud® Suiteの重要な改善を含む、クラウド管理ポートフォリオのアップデートを発表しました。新しい管理ポートフォリオは、Software-Defined Datacenter(ソフトウェア定義のデータセンタ)の構築を支援し、クラウド コンピューティングの効率性と俊敏性を顧客が実現することを可能にします。

 ヴイエムウェアが実施した顧客調査では、「運用管理の強化」が、今後注力する取り組みの2位[i]に挙げられるなど、仮想環境およびクラウドの管理に対するニーズは近年ますます高まっています。ヴイエムウェアはプライベート クラウド市場で 92.8%[ii]のシェアを持つリーダーであり、多くの顧客がクラウド管理の強化を必要としています。

 VMwareのアプローチは、次の重要な領域に対応しています。

  • クラウドの運用管理:分析機能とインテリジェンスを活用し、クラウド インフラの性能、コンプライアンス、効率性を管理
  • クラウド サービスのプロビジョニング:インフラ、アプリケーション、デスクトップのプロビジョニングと管理をビジネスおよびITのポリシーに従って自動化  

  VMware vCloud Suite の運用管理およびプロビジョニングの機能を強化  

今年8月に発表したvCloud Suiteには、顧客がクラウド インフラを構築、運用、管理するために必要なコンポーネントが含まれています。今回、VMwareはvCloud Suiteの管理コンポーネントを大幅に強化しました。主なアップデートは以下の通りです。

  • vCenter Operations Management Suite 5.6
  • vCloud Automation Center 5.1
  • vFabric Application Director 5.0
  • vCloud Connector 2.0

 今回のアップデートの詳細は以下の通りです。

  • vCenter Operations Management Suite 5.6 :組み込み型の統合的なクラウド運用管理; vSphere のユーザが無償で利用できる新エディションを追加  
    VMware vCenter Operations Management Suiteは、特許取得済みの分析機能をパフォーマンス、キャパシティ、構成の統合管理に活用することができ、VMware vSphere®によりもたらされる運用コスト削減効果を倍増させることができます。今回、vCenter Operations Manager Foundationという新しいエディションが追加され、vSphereのすべてのエディションで、VMware vCenter Operations Management Suiteのパフォーマンス管理機能が利用できるようになりました。

    VMware vCenter Operations Management Suite 5.6の機能強化により、VMwareは管理領域に向けた戦略を実現するための取り組みを引き続き推進します。ITポリシー、セキュリティのガイドライン、規制基準などのコンプライアンス要件に準拠するために、運用管理ダッシュボードにコンプライアンスに関するビューを導入します。また、カスタマイズ可能なグループ ベースの新しいビューを通じて、ビジネスの優先度に合わせたIT運用を行うことが可能になります。また、今回のバージョンからは、VMware vCenter Operations Suite に含まれるvCenter Operations ManagerのGUIが日本語化されます。

    vCenter Operations Suite 5.6の詳細についてはこちらのリンクをご覧ください。
    http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vcenter-operations-management

  • vCloud Automation Center 5.1 :複数のプラットフォーム/クラウド環境におけるプロビジョニング *1
    VMware vCloud Suiteに新たに追加されたvCloud Automation Center 5.1は、より優れたITサービスのプロビジョニング管理を実現します。この製品は今年7月にVMwareが買収したDynamicOpsをベースとしており、VMware製品を中心としたプライベートおよびパブリック クラウド、物理インフラ、複数のハイパーバイザー(Microsoft Hyper-VやCitrix XenServerなど)、AWS(Amazon Web Services)などの環境で、ポリシー ベースのプロビジョニングを可能にするサービス管理機能を提供します。

    共通のセルフ サービス ポータルを通じて、管理者、開発者、企業ユーザはクラウド間で新しいITサービスの要求や既存ITリソースの管理を行うことができます。

    *1-vCloud Automation Centerは、2013年上半期に日本語環境をサポートするとともに、日本市場での販売を開始する予定です

  • vFabric Application Director 5.0 :クラウド環境を問わないアプリケーションのプロビジョニング

    vFabric Application Director®は、標準化、および、事前に承認されたOSとミドルウェアのコンポーネントにより簡単に作成できるブループリントを活用することで、さまざまなクラウド環境における多階層アプリケーションのモデリング方法を標準化し、その導入を高速化します。vFabric Application Director 5.0によって、vCloud Suite ベースのクラウドを最適化できると同時に、Amazon EC2などの複数の仮想およびハイブリッド クラウド インフラでアプリケーションを導入するために、同じブループリントを活用できます。

    VMwareはvFabric Application Directorがサポートするアプリケーションの範囲を拡張し、Exchange、SQL Server、SharePointなどのMicrosoftアプリケーション、Java、.Net、Ruby on Railsなどの開発言語で作成されたカスタム アプリケーションに新たに対応します。

  • vCloud Connector 2.0 :ハイブリッド クラウドにおける可搬性を実現  
    VMwareは、VMware vCloud Connectorの大幅な機能強化を発表しました。この機能強化により、vSphereとvCloud Directorによるプライベート クラウド環境に加え、VMware  vCloudサービス プロバイダが提供するパブリック クラウドの間で仮想マシン(VM)とアプリケーションを移動することができます。最新版となるvCloud Connector 2.0では、ワークロードのカタログをハイブリッド クラウド環境全体で共有できるほか、ワークロードが移動した場合のネットワークの再設定が必要無くなり、データセンタの論理境界が拡張されます。遠隔地のチーム同士でクラウド環境の単一かつ同期したワークロード カタログを共有できるため、開発作業を協調させることができます。

VMware, Inc. クラウド インフラストラクチャおよび管理ソリューション担当 上席副社長 ラグー・ラグラム( Raghu Raghuram )コメント:
「あらゆる規模の企業が、Software-Defined Datacenterを通したITの変革に向けて、10年単位で仮想化への投資を実施しています。VMwareのクラウド管理製品は、クラウド時代の管理アプローチを根本的に転換し、IT部門がクラウド規模でシステムを運用し、ビジネス部門に対してITサービスのブローカーとして振る舞うことを可能にします。」

 

■ ご購入および価格について
ご購入については当社国内パートナにお問い合わせください。
http://www.vmware.com/jp/partners

アップデートされたクラウド管理ソリューションは2012年第4四半期より出荷開始予定です。

VMware vCloud Automation Center 5.1、VMware vFabric Application Director 5.0、VMware vCloud Connector 2.0、VMware vCenter Operations Management Suite 5.6は、VMware vCloud Suiteに同梱されます。vCloud Suiteの市場想定価格は、1プロセッサあたり62万5,000円からです。ライセンスはプロセッサ単位で付与され、1プロセッサあたりのコア数やvRAMに関する制限はありません。

vCloud Suiteライセンスの詳細については、こちらのリンクをご覧ください。

http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vcloud-suite/compare.html

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、40万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2011年度の売上高は、37億7,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware vSphere、vCloud Director、VMware vCloud、vCloud Automation Center、vFabric Application Director、vCenter Operations Management Suite、vCloud Connector、vCenter Orchestratorは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

将来予想に関する記述  
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」条項(the safe harbor provisions)に準拠しています。これらの将来予想に関する記述は、新しいvCloud 5.1、VMware IT Business Management Suite 7.5、VMware Cloud Ops Services and IPにて提供される潜在的な利益、計画された機能、パートナによるサポート、それらの製品の入手性およびそれら製品が顧客にもたらすメリット、Software-Defined DatacenterによりもたらされるITの変化を含みますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果は、特定のリスク要因により、将 来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)世界的な経済状況や市場状況の悪化、(ii)顧客のIT消費の落ち込みまたは遅延、(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況、(iv)顧客の新製品の開発、および新しい製品、クラウドコンピューティングやデスクトップ仮想化など新たなコンピューティング戦略へ移行する能力、(v)お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)、(vi)仮想化ソフトウェアおよびクラウド プラットフォームおよびデスクトップ コンピューティング プラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化、(vii)製品開発スケジュールの変更、(viii)当社の独自技術のマネジメント能力、(ix)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうかなどの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。



[i] 出典: ヴイエムウェア カスタマー サーベイ Q1 2012

[ii]出典: 株式会社ミック経済研究所「サーバ仮想化&オンプレミス型プライベートクラウドの市場展望2012」