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VMware vCloud® Suite 5.1によりSoftware-Defined Datacenterを実現

VMware 、業界で最も包括的な
クラウド
インフラ および管理 ソリューションを発表

VMware vCloud® Suite 5.1によりSoftware-Defined Datacenterを実現

2012 8 28 日(日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、クラウド インフラとその管理のための包括的なソリューションを発表しました。このソリューションには、テクノロジ、サービス、エコシステムの支援などが含まれ、顧客のシステム効率性と運用の俊敏性の向上を支援します。今回の発表の中心であるVMware vCloud® Suite 5.1は、VMwareが業界をリードする仮想化、クラウド インフラ、クラウド管理のポートフォリオを1つのパッケージに統合した、業界で初めてSoftware-Defined Datacenter(ソフトウェア定義のデータセンタ)を実現するソリューションであり、クラウド時代における新たなテクノロジの導入を簡素化します。

Software-Defined Datacenterは、仮想化のメリットをコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ サービスなど、データセンタの全ての領域に拡張します。これにより、俊敏性と柔軟性を備え、効率的かつ信頼性の高いサービスとしてのクラウド コンピューティングが実現します。Software-Defined Datacenterのアーキテクチャでは、全てのハードウェアのリソースを抽象化・プール化し、個別のアプリケーションに必要なリソースを安全かつ効率的に、そして自動的に割り当てることができます。Software-Defined Datacenterを利用するテナントや顧客は、仮想化されたコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティなどの従来と同じリソースを、他のリソースとは論理的に隔離された自社の仮想データセンタとして運用することができます。

VMware vCloud Suite -業界で初めて Software-Defined Datacenter を実現するソリューション  
VMware vCloud Suiteでは、データセンタ インフラの各レイヤが、業界標準のハードウェアのプール上で稼働するソフトウェア サービスとして提供されます。これにより、VMware vCloud Suiteは、リソースを最も多く消費するビジネス クリティカルなアプリケーションのサービス レベルを確保しながら、運用の簡素化と自動化を実現します。VMware vCloud Suite 5.1には、仮想化、Software-Defined Datacenterサービス、ポリシーベースのプロビジョニング、災害復旧、アプリケーション管理、システムの運用管理など、クラウド インフラを構築、運用、管理するために必要なコンポーネントがすべて含まれています。

  • VMware vSphere ® 5.1 -あらゆるアプリケーションに対応する実績あるプラットフォーム
    VMware vCloud Suiteの基盤であるVMware vSphere 5.1は、世界で最も広く普及している仮想化プラットフォームが進化したものです。VMware vSphere 5.1は、ビジネス クリティカルなワークロードや低遅延のI/Oを必要とするアプリケーションなど、すべてのアプリケーション向けに最高水準のサービスを実現するために、新機能および機能強化が100以上含まれています。VMware vSphere 5.1の主要な改善点には、さらに高性能になった仮想マシン(VM)、計画外のダウンタイムを回避するための機能、より強固になったネットワーク機能などが含まれています。

    VMware vSphere 5.1は、最大で64の仮想CPUを持つVMをサポートします。これらのVMを24時間365日稼働し続けるため、VMwareはVMware vMotion®を強化し、共有ストレージを必要としないVMのライブマイグレーションを可能にしました。またVMware vSphere 5.1には、より信頼性を高め、簡単にVMのバックアップとリカバリを行える新製品、VMware vSphere Data Protection™が含まれているほか、コスト効率に優れた災害対策のための VMware vSphere Replication、そしてより効率的にVMのセキュリティを実現するVMware vShield Endpoint™が含まれています。

    VMware vSphere 5.1では、分散仮想スイッチ(VMware vSphere Distributed Switch™)の機能も大幅に強化しました。分散仮想スイッチあたり500までのホストがサポートされるほか、ネットワークの健全性チェック、構成のバックアップ リストア、ロールバックなどの分散仮想スイッチの新機能を使うことで、仮想ネットワークの展開、管理、トラブルシューティングが簡素化されます。加えて、VMware vSphere 5.1は、SR-IOV(Single-Root I/O Virtualization)をサポートしており、低遅延が必要なアプリケーションのためにネットワーク性能を最適化することができます。

  • VMware vCloud Director ® 5.1 -仮想データセンタを数分で提供
    VMware vCloud Suiteの中心を構成するのは、抽象化、プール化、自動化という仮想化の原則をストレージ、ネットワーク、セキュリティ、可用性の分野に適用するSoftware-Defined Datacenterサービスです。VMware vCloud Directorは、これらのサービスを統合し、完全な仮想データセンター(VDC)をわずか数分で利用可能にします。VMware vCloud Director 5.1では拡張性が強化され、複数のVMware vSphereクラスタにまたがる拡張性の高いVDCをサポートするほか、最大で30,000 VMまでをサポートします。VMware vCloud Director 5.1は、強化されたAPIと拡張性のあるフレームワークを備え、外部のさまざまなインフラサービスにも接続できます。

    vCloud Directorの新機能の詳細については、こちらのリンクをご覧ください。
    http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vcloud-director/overview.html

  • VMware vCloud Networking and Security 5.1 -ネットワークの再定義

    VMwareはvCloud Suiteによって、業界をリードするSoftware-Defined Networking and Security(ソフトウェア定義のネットワークとセキュリティ)ソリューションを提供し、クラウドコンピューティングの俊敏性を実現する際の最終的な障壁の1つであるネットワークに対応します。VMware vCloud Networking and Securityにより、物理ネットワークのハードウェアから完全に切り離された仮想ネットワークおよびサービスをダイナミックに構築することができます。

    VMware vCloud Networking and Securityは、物理的なネットワークの制限や境界に関係なく、組織やアプリケーションごとに論理的なネットワークを構築することが可能で、これにより同じ組織内のアプリケーション間のネットワークトラフィックが隔離されます。顧客はネットワークのキャパシティ プールを任意のネットワーク ハードウェア上に作成でき、そこから何万もの隔離された仮想ネットワークを簡単に作成できるため、VMの作成・管理はシンプルで、運用も容易になります。

    VMware vCloud Networking and Securityには、VXLANプロトコルとVMware vShield Edge™、およびアプリケーション セキュリティ サービスが含まれ、Software-Defined Networking(ソフトウェア定義のネットワーク)の一連の機能と、仮想スイッチからレイヤ4~7向けサービスまで、ネットワーク仮想化の包括的なソリューション群を提供します。そして、vCloud Ecosystem Frameworkを通じて、外部のネットワーク/セキュリティ ソリューションとの統合を実現する拡張性の高いフレームワークを提供します。

    vCloud Networking and Securityの詳細については、こちらのリンクをご覧ください。
    http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vcloud-network-security/overview.html

  • vCenter Site Recovery Manager 5.1 -すべてのアプリケーションを対象とした災害復旧の自動化  
    Software-Defined Datacenterで稼働するアプリケーションの可用性と迅速なリカバリを確保するために、vCenter Site Recovery Manager 5.1では、災害復旧のプランニングを簡素化するとともに、そのテストと実行を自動化することで、予測可能な復旧を確実に実施できます。vCenter Site Recovery Manager 5.1は、データセンタの移行や災害回避もサポートするほか、VMware vSphere Replicationとパートナ各社から提供される幅広いレプリケーション技術を統合することも可能です。VMware Site Recovery Manager は、災害時にサービスプロバイダのクラウドに自動的にフェイルオーバ可能な災害復旧サービスを提供するサービス プロバイダ エコシステムのサポートを受けており、このエコシステムは拡大を続けています。このサービスにより、復旧用のインフラへの投資を行わずに、業界をリードするvCenter Site Recovery Managerの災害復旧ソリューションを利用できます。

    vCenter Site Recovery Managerの新機能の詳細については、こちらのリンクをご覧ください。
    http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/site-recovery-manager/overview.html

データセンタをソフトウェアで制御することで、顧客はクラウド コンピューティングの効率性と俊敏性を実現するために運用管理を簡素化し、自動化を促進することができます。VMware vCloud Suiteには、vFabric Application Director™、vCenter Operations Management Suite™ (*1) およびvCloud Connector™が含まれ、アプリケーションの迅速なプロビジョニング、クラウド間でのワークロードの負荷分散に加え、キャパシティ・パフォーマンス・コンプライアンス管理におけるインテリジェントな自動化を実現します。

(*1) vCloud Suite のEnterprise Editionに含まれるvCenter Operations Management SuiteのvCenter Configuration Managerに関しては、2012年11月より日本語環境をサポートする予定です。 

VMware vCloud Suite 向けの業界からの幅広いサポート  
5万5,000以上にもおよぶVMwareのパートナ コミュニティは、従来と同様にVMwareのクラウド ソリューションを顧客に提供するうえで中心的な役割を担います。新しいVMware vCloud Suiteは、テクノロジーパートナ、独立系ソフトウェア ベンダ(ISV)、ソリューション プロバイダ、サービス プロバイダ、システム インテグレータ、およびすべての世界的な大手ハードウェア ベンダなど、広範なパートナによってサポートされます。

VMware の新しいサービスおよび知的財産が、顧客のクラウド時代の IT 運用を支援
VMwareは本日、Cloud Opsという、新しい知的財産(IP)および、アドバイザリ/変革/教育を含むサービスを発表しました。Cloud Opsは、パブリックおよびプライベート クラウドの構築、運営そして最適化など、VMwareがこれまでに顧客をサポートしてきた実績をベースにしています。そして、このCloud Opsは、IT部門の事業部門に対する関係を、受動的で戦術的なものから戦略パートナへと変革する新しい運用モデルであり、これによりIT部門は組織全体への付加価値サービスの提供が可能になります。

本日同時に発表したCloud Opsに関するプレスリリースはこちらのリンクをご覧下さい。
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/Cloud-Ops_12Q3.html

VMware, Inc. 最高経営責任者 (CEO)ポール・マリッツ (Paul Maritz)コメント:

「VMwareとパートナ各社は本日VMworld において、ITを簡素化し、クラウド環境の構築、運用、管理に必要なすべての機能を提供するための大きな一歩を踏み出します。VMware vCloud Suiteは、クラウド コンピューティングを実現するためのアーキテクチャであるSoftware-Defined Datacenterを提供します」

  • ご購入について
    ご購入については弊社国内パートナにお問い合わせください。
    http://www.vmware.com/jp/partners

    VMware vCloud Suite 5.1の出荷時期は2012年9月12日を予定しており、Standard、Advanced、Enterpriseの3つのエディションで提供されます。VMware vCloud Suite 5.1には、VMware vSphere、VMware vCloud Director、VMware vCloud Connector、VMware vCloud Networking and Security、VMware vFabric Application Director、VMware vCenter Operations Management Suite、VMware vCenter Site Recovery Managerが含まれます。

  • 価格について

    VMware vCloud Suite 5.1の市場想定価格は、1プロセッサあたり62万5000円からです。

    VMware vCloud Suite 5.1のライセンスはプロセッサ単位で付与されます。1プロセッサあたりのコア数やvRAMに関する制限はありません。これにより、顧客は仮想化、Software-Defined Datacenterサービス、ポリシー ベースのプロビジョニング、災害復旧、アプリケーション管理、運用管理などの完全なクラウド インフラと管理の機能を、単一パッケージで手に入れることができます。

    また、期間限定で、VMware vSphere Enterprise Plusの既存顧客は、VMware vCloud Suite 5.1 Standardに無料でアップデートできます。

    ライセンスと価格の詳細については、こちらのリンクをご覧ください。
    http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vcloud-suite/compare.html

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、40万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2011年度の売上高は、37億7,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware vSphere、vCloud Director、VMware vCloud、vSphere Data Protection、vShield Endpoint、vSphere Distributed Switch、vCenter Site Recovery Manager、vFabric Application Director、vCenter Operations Management Suite、vCloud Connector、VMworldは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

 

将来予想に関する記述

本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」条項(the safe harbor provisions)に準拠しています。これらの将来予想に関する記述は、新しいvCloud 5.1にて提供される潜在的な利益、計画された機能、パートナによるサポート、それらの製品の入手性およびそれら製品が顧客にもたらすメリットを含みますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果は、特定のリスク要因により、将 来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)世界的な経済状況や市場状況の悪化、(ii)顧客のIT消費の落ち込みまたは遅延、(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況、(iv)顧客の新製品の開発、および新しい製品、クラウドコンピューティングやデスクトップ仮想化など新たなコンピューティング戦略へ移行する能力、(v)お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)、(vi)仮想化ソフトウェアおよびクラウド プラットフォームおよびデスクトップ コンピューティング プラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化、(vii)製品開発スケジュールの変更、(viii)当社の独自技術のマネジメント能力、(ix)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうかなどの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。