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VMware、2016年第3四半期の業績を発表

VMware、2016年第3四半期の業績を発表

堅調な事業ポートフォリオの業績により、売上高は前年同期比6%増の17億8,000万米ドルを達成

同四半期に発表されたVMware Cross-Cloud Architectureやクラウドでの新たなパートナシップにより多彩な機能を有し、業界で最も完成度の高いハイブリッド クラウド環境を顧客に提供

*本内容は、2016年10月26日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

【2016年10月26日(米国時間)カリフォルニア州発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、2016年第3四半期の業績を発表しました。

第3四半期の概要

  • 第3四半期の売上高は17億8,000万米ドルで、前年同期比6%増
  • 第3四半期のライセンス収入は6億9,100万米ドルで、前年同期比1%増
  • 第3四半期のGAAPベースの純利益は、前年同期の2億5,600万米ドル(希薄化後1株当たり利益:0.60米ドル)から、3億1,900万米ドル(同0.75米ドル)になり、同1株あたり利益は前年同期比25%増。第3四半期の非GAAPベースの純利益は、前年同期の4億3,300万米ドル(同1.02米ドル)から、4億8,500万米ドル(同1.14米ドル)になり、同1株あたり利益は前年同期比12%増
  • 第3四半期のGAAPベースの営業利益は3億8,100万米ドルで前年同期比17%増。非GAAPベースの営業利益は5億9,200万米ドル、前年同期比12%増
  • 第3四半期の営業活動によるキャッシュ フローは6億2,000万米ドル。フリー キャッシュ フローは5億9,000万米ドル
  • 2016年9月30日時点での現金、現金同等物および短期投資額は、82億5,000万米ドル、前受収益は50億9,000万米ドル
  • 第3四半期の売上高に前受収益の修正を加えた額は、前年同期比13%増
  • 第3四半期のライセンス収入に前受ライセンス収入の修正を加えた額は、前年同期比9%増

VMware, Inc. 最高経営責任者(CEO)パット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)コメント:

「2016年第3四半期の非常に好調な業績は、顧客に戦略的な価値を提供するという当社の優位性を反映したものになりました。今後も、多様な機能を有し、業界で最も完成度の高いハイブリッド クラウド アーキテクチャである最新のCross-Cloud Architectureを通じて、プライベート/パブリック/ハイブリッドを問わないさまざまなクラウド環境で、顧客があらゆるアプリケーションを利用できるよう支援していきます」

VMware, Inc. 最高財務責任者(CFO)ゼーン・ロウ(Zane Rowe)コメント:

「売上高と営業利益で事前予測の中間値を上回るなど、第3四半期の業績に満足しています。当社は引き続き、企業の成長を推進させる豊富な製品群とともに事業ポートフォリオを拡大させていきます」

VMwareは本日、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、管理、ビジネス モビリティ分野にわたるVMwareのリーダーシップを一層、強固にすることを目指し新しい組織となる「Products and Cloud Services」を設立すると発表しました。Raghu RaghuramとRajiv RamaswamiがCOO(Chief Operating Officers)Products and Cloud Services担当として、共同でこの新組織を率いていきます。Sanjay Poonenは、COO Customer Operations担当として、ワールドワイド セールス&サービス、チャネル、マーケティングおよびグローバル コミュニケーションを統括します。

これら新体制により、Sumit Dhawanが、Sanjay Poonenに代わり、上席副社長 兼 ゼネラル マネージャ エンド ユーザー コンピューティング担当に昇進しました。また、Rajiv Ramaswamiに代わり、Jeff Jenningsが副社長 兼 ゼネラル マネージャ ネットワーク&セキュリティ担当に昇進しました。

VMwareはさらに、Dellの会計年度に合わせて期首を2017年2月4日に移行すると発表しました。2018年度の第1四半期の期首は2017年2月4日で期末は5月5日です。

最近の戦略発表と重要事項

  • VMworld 2016では、米国サンフランシスコとスペイン・バルセロナを合わせ延べ3万人以上の顧客、パートナ、インフルエンサーを集め、顧客のデジタルの変革を加速するための新製品やサービスを発表しました。
    • ハイブリッド クラウド戦略拡大の一環として、Cross-Cloud Architectureを発表しました。これにより、顧客はクラウドやデバイスを問わず、共通の運用環境でアプリケーションを実行、管理、接続し、同時に安全性も確保できるようになります。
    • IBMとのパートナシップ拡大の一環として、企業がより迅速かつ容易にワークロードをクラウドに移行できるようにする、業界初のクラウド サービスの提供を発表しました。IBMとVMwareの世界規模のパートナシップは、約1,000社の顧客を獲得しており、企業が今まで数週間あるいは数ヵ月要していたワークロードのパブリック クラウドへの移行を、数時間で行えるようにします。
    • オンプレミス/オフプレミスを問わず、企業のIT部門が、既存アプリケーションや最新アプリケーションをさらに効率的に運用、管理、保護できるようにする、業界をリードするコンピューティング、ストレージ、クラウド管理ソリューション群の最新版を発表しました。最新版のVMware vSphere、VMware Virtual SAN、VMware vRealize Automationでは、それぞれ新たにコンテナへの対応機能が追加されており、開発者の生産性向上と、IT部門のコンテナ化されたアプリケーションのより簡単な運用を可能にします。
    • VMware Photon Platformは、新しいサービス群を追加し、ヴイエムウェアからのサポートを備えた、最先端のコンテナ化されたアプリケーションを本番環境で稼働させるためのエンドツーエンドの企業向けクラウド ネイティブ インフラ プラットフォームを提供します。
    • Windows 10を管理する上での新しい統合エンドポイント管理の取り組みと、VMware HorizonおよびVMware Workspace ONEの機能拡張を発表しました。これらのイノベーションは、導入が進んでいるデジタル ワークスペースのさらなる進化を促し、時間や場所、デバイスを問わず、すべてのアプリケーションにアクセスすることを望むモバイル社員をサポートする上での課題を解決します。
  • 2週間前、パブリック クラウドのリーダー企業であるAmazon Web Servicesとパートナシップを締結し、AWSのパブリック クラウド上で稼働する新たなVMware vSphereベースのクラウド サービスを提供すると発表しました。VMware Cloud on AWSにより、VMwareの顧客は、これまでVMwareの顧客が投資してきたVMwareのソフトウェアやツールを利用して、一貫性のあるハイブリッド クラウド環境で、より容易にアプリケーションを稼働できるようになります。
  • 米国アトランタで開催されたAirWatch Connectで、エンタープライズ モビリティ管理(EMM)ソリューションのポートフォリオに追加される新機能を発表しました。
    • あらゆる規模の企業がアプリケーションの配信、メールやWi-Fiのコンフィギュレーション、デバイスの起動と稼働をより迅速に実現できるように、AirWatch Expressを提供開始しました。
    • 拡張現実(AR)や複合現実(MR)向けのスマートグラスの管理に向けた業界初の統合ソリューションを、AirWatchのポートフォリオに追加すると発表しました。
    • Symantecが、より高度なエンドポイント セキュリティ インテグレーションの構築に向けて、VMware AirWatchを選択しました。
  • Gartner社の2016年のMagic Quadrant for x86 Server Virtualization Infrastructure(x86サーバ仮想化インフラのマジック クアドラント)1」で、VMwareが7年連続で「リーダー」に位置付けられたと発表しました。
  • 今週前半に、2015年版のGlobal Impact Reportを発表しました。VMwareは、明るい未来や持続可能な成長に寄与するイノベーションの創出に向けた取り組みを拡大、強化しています。例えば、VMwareのサーバ仮想化製品により、2003年からこれまでに6億300万メガワット(時)の電力消費が節約され、これは、平均的な米国の家庭、5,300万世帯が1年間に消費する電力に相当します2

(1) Gartner, Thomas J. Bittman, et al., Magic Quadrant for x86 Server Virtualization Infrastructure, August 3, 2016.

(2) IDC Executive Brief, sponsored by VMware, Green IT: Virtualization Delivers Energy and Carbon Emissions Reductions, October 2016.

Gartner does not endorse any vendor, product or service depicted in its research publications, and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other designation. Gartner research publications consist of the opinions of Gartner's research organization and should not be construed as statements of fact. Gartner disclaims all warranties, expressed or implied, with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.

■ その他、発表詳細は下記本社リリースをご覧ください(英語)

http://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/ja/pdf/earnings/vmw-earnings-release-nongaap-q316.pdf

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの世界的なリーダーです。業界をリードする仮想化技術に基づくヴイエムウェアのソリューションは、流動性、即応性、そして高い安全性を備え、新しい大胆なモデルのITを提供します。顧客は、あらゆるアプリケーションの迅速な開発、配信の自動化、そして安全な利用が可能になり、イノベーションを早期に実現させることができます。ヴイエムウェアの年間売上高は66億ドル(2015年度)で、50万社を超える顧客、7万5,000社以上のパートナを有しています。シリコンバレーに本社を置き、全世界にオフィスを展開しています。VMwareの詳細はwww.vmware.com/jpをご覧ください。

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VMware、Cross-Cloud Architecture、VMware vSAN、vSphere、vRealize、vRealize Automation、Workspace ONE、Photon Platform、Horizon、VMware Cloud、AirWatch、AirWatch Express、AirWatch Connectは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

将来予想に関する記述

本プレス リリースには、新しいCross-Cloud Architecture、VMware Cloud on AWS、VMware HorizonならびにVMware Workspace Oneの機能拡張、VMware vSphere/VMware vSAN/VMware vRealize Automationの最新版、VMware Photon Platformの新サービス、スマートグラス管理やSymantecとの連携によるエンドポイント セキュリティ統合をサポートしたAirWatch、事業ポートフォリオの拡大による将来の成長、Dellの会計年度に合わせたを2017年2月4日への期首の移行など、将来の成長に関する記述(forward-looking statements)が含まれています。

これらの将来予想に関する記述は、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)現在の世界的な経済状況や市場環境の不確定要素が及ぼす経済全体への影響;(ii)顧客、政府、ITの投資の遅延および削減;(iii)仮想化ソフトウェア、クラウド、エンドユーザ/モバイル コンピューティングの業界における価格競争、業界再編、新規競合会社の参入ほか、これらに限定されない競争上の要因と競合会社による新製品やマーケティング活動;(iv)顧客による新製品やクラウド コンピューティング、デスクトップ仮想化、software defined data centerなどのコンピューティング戦略に対する受容力ならびにこれらへの移行能力;(v)有効なパートナシップを戦略的に締結、維持するためのVMwareの能力;(vi)顧客の新興テクノロジの受容に関する不確定要素;(vii)仮想化ソフトウェア、クラウド、エンドユーザならびにモバイル コンピューティングの業界の飛躍的な技術の変化;(viii)製品やサービスの開発タイムラインの変更;(ix)VMwareとDell Technologies社との関係、ならびにVMwareの取締役会メンバの選任やDell社のVMwareに対する投資に関する事項についてDell社のステークホルダの承認が必要な事柄や2016年9月のEMCの買収完了後に実施し得る変更に関する同社のマネジメント能力;(x)VMwareの独自技術の知的所有権の保護能力;(xi)VMwareによる優秀な従業員の採用、維持の可否;(xii)買収した企業や資産を成功裏に統合へと導くVMwareの能力;(xiii)DellによるEMC買収の完了に伴うVMwareの事業での混乱;(xiv)DellによるEMC買収に対するVMwareの相乗効果の実現能力;(xv)主要な経営陣の変更に起因する混乱;(xvi)為替変動;(xvii)VMwareの財務状況の変化;(xviii)Dellの会計年度に合わせた移行ならびにDellとの事業統合に伴う潜在的な混乱などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、当プレスリリースの発表時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。