プレス リリースこの記事の所要時間:1 分

ヴイエムウェア、サーバ仮想化ソフトVMware ESXi ハイパーバイザーを無償提供

 

ヴイエムウェア、サーバ仮想化ソフトVMware ESXi ハイパーバイザーを無償提供

【2008年7月29日 東京発】 

ヴイエムウェア株式会社は、すべての規模の企業が仮想化のメリットを享受し、導入を推進することを目的として、スタンドアローンのESXiハイパーバイザー(従来はWebストアにてダウンロード販売にて提供)を無償提供することを発表しました。

ヴイエムウェアは2001年以来、業界で最も人気を集め、また信頼性の高いハイパーバイザーを12万社を超えるお客様に提供してきました。2007年12月、弊社ハイパーバイザーは更なる大きな進化を遂げ、第3世代のスタンドアローン ハイパーバイザーとなるESXiを発表しました。ESXiは業界で最も使用メモリが小さく、またOSに依存しないことにより、セキュリティと信頼性を高めています。本日発表されたESXi 3.5 update 2は、使いやすさと、6ヶ月 にわたるお客様の利用実績を持つ、安定性を備えた製品です。現在、IBM、HP、NEC、Dell、日立 (五十音順、敬称略)、その他、Lenovo、Fujitsu-Siemensなど、主要サーバベンダーすべてに Embedded 版のESXi を搭載いただいています。

スタンドアローンのESXiは http://www.vmware.com/jp/products/esxi/ からダウンロードすることができます。

GartnerのVice President Distinguished AnalystであるTom Bittman氏は次のように述べています。
「仮想化はコンピューティングに最も大きな影響を与えているトレンドのひとつです。無償のハイパーバイザーが提供されることによって市場が拡大することは間違いなく、まだ仮想化の導入に踏み切っていない企業にとっては、仮想化導入の大きな動機付けとなります。これは、特に小規模から中規模企業や新興市場のお客様に最適です。ハイパーバイザー自体は単なる基盤に過ぎません。仮想化のビジネスモデルと真の価値は、インフラストラクチャの仮想化に向けて進化を続けており、管理と自動化のためのツールもハイパーバイザーを活用しています。」

ヴイエムウェアの製品/ソリューション担当 バイスプレジデントであるラグー ラグラム(Raghu Raghuram)は次のように述べています。
「ヴイエムウェアは仮想化が普遍的なものであるべきだと一貫して確信してきました。x86サーバやデスクトップが完全に仮想化される日をさらに早めたいと考えています。マルチコア化の爆発的な成長、仮想化に対応したハードウェアの改善、およびヴイエムウェアの仮想化ソフトウェアの性能改善に伴い、100%の仮想化を実現するための技術的ハードルはなくなったと考えています。そして今回、当社は予算面でのハードルも取り払いました。ESXiは仮想化に関して一歩を踏み出そうとする企業にとって、導入のきっかけとなるだけの成熟度と使いやすさを備えています。」

・展開と管理の容易な仮想化

ESXiは仮想マシンを実行し、コンフィグレーション作業を最小限に抑えるとともに、展開を容易にすることを目的として作成されています。インストールから実行まで、あらかじめ設定された仮想アプライアンスをダウンロードしてインストールした場合には、数分単位の作業しか必要とされません。VMware Virtual Appliance Marketplaceにはヴイエムウェアのハイパーバイザー向けに作成された800種類を超える仮想アプライアンスが用意されています。また仮想アプライアンスを直ちにダウンロードして実行することができるようESXiもVirtual Appliance Marketplaceの一部として組み込まれました。これにより作業が画期的に合理化され、ソフトウェアの配信とインストールをプラグアンドプレイのシンプルさで行なえるようになりました。ESXiに対するパートナー各社のコメントは下記リンクをご覧ください。 http://www.vmware.com/company/news/releases/esxi_partner.html (英語版)

オレゴン州ポートランドを拠点とする、全米的に著名な建築、プランニング、および内装デザイン事務所であるZimmer Gunsul Frasca Architects LLPのアソシエイトであるRon Pike氏は次のように述べています。
「ESXiは、VMware Site Recovery Managerのような関連製品のより大規模な展開について検討を加えるにあたり、仮想化の能力とメリットについて学ぶためのダイナミック、かつ予算に負担をかけないエントリーポイントとなっています。ESXiは当事務所のストレージ エリア ネットワークに容易に統合することができ、仮想マシンの展開、監視、およびバックアップが簡単になりました。」(日本語環境対応のVMware Site Recovery Manager は将来販売予定)

カナダ、アルバータ州のロッキー山脈のふもとにあり、地域の学生とコミュニティに革新的な教育サービスを提供しているFoothills School DivisionのシステムアナリストであるDaniel Jacobs氏は次のように述べています。
「ESXiは非常に簡単にインストールすることができ、実際に稼働するまで数分しかかかりませんでした。また、仮想マシンの作成も数分のうちにリモート操作で容易に行なえました。我々はLinuxとWindowsを含むさまざまなOSを仮想マシンとして実行しており、それらすべてを高い品質水準でサポートするのはESXiのみでした。」

・アプリケーションのための信頼できる、セキュリティが確保され、拡張性に富んだプラットフォーム

ESXハイパーバイザーの技術は、すでに市場で認知され、成熟し、Redmond Magazineをはじめとするメディアから「最も信頼性が高い」と評価されています。その技術をさらに発展させ、ESXiは攻撃に曝される部分を最小限に留めた、OSから独立したアーキテクチャを実現しています。ESXiはリソースを大量に消費するアプリケーションにも対応できるよう、4個の仮想CPU、256GBのホスト、およびメモリのde-duplicationなどの機能を備えています。これによりESXiは最高の統合比率を実現し、それによって仮想マシンあたりの総所有コストを最小限に抑えています。これらはWindows、Linux、Netware、およびSolarisを含む、業界で最も幅広い対応OSのいずれにおいても同様に機能します。

・最も信頼されている仮想データセンタ構築の基盤

ESXiを仮想化の基本的プラットフォームとすることにより、アプリケーションの継続的可用性とセキュリティの確保されたインフラストラクチャ構築が実現します。これに加え、ヴイエムウェアはデータセンタ仮想化、デスクトップ仮想化、アプリケーションとインフラストラクチャの管理と自動化のため、20種類を超えるソフトウェア製品を提供しています。業界をリードするデータセンタ仮想化および管理スイートであるVMware Infrastructure 3(以下、VI3)により、集中管理、自動負荷分散、ビジネス継続性、電源管理、およびサービス中断を最小限に留めるため物理マシン間で仮想マシンを移動できる機能などがESXiに加わります。また、VI3はまた、ヴイエムウェアのデスクトップ仮想化および管理ソリューションにも対応しています。

 

VMware Infrastructure 3には次の3つのエディションが用意されています。

  • 「VMware Infrastructure 3, Foundation Edition」ではVirtualCenterによる集中管理、Update Managerによる物理および仮想マシンのパッチ管理自動化、Consolidated Backupによるオフラインのバックアップが可能です。
  • 「VMware Infrastructure 3, Standard Edition」には、物理サーバに障害が発生した場合、新しいホスト上で自動的に仮想マシンを起動するVMware High Availabilityが追加されています。これによりクラスタ化のコストや複雑さを伴うことなく、OSやアプリケーションから独立した高可用なソリューションが得られます。
  • 「VMware Infrastructure 3, Enterprise Edition」には実行中の仮想マシンを中断なしに移行することのできるVMotion、ストレージ間で仮想マシンディスクを稼働中に移行することができるStorage VMotion、アプリケーションからの要求に基づいて動的に負荷を分散するDistributed Resource Scheduler、およびアイドル状態のサーバの電源を落とすことによって電力消費を削減するDistributed Power Managementが追加されています。

最も要求の厳しい環境において立証

すべての業界にわたる12万社を超える企業が、ヴイエムウェアとパートナー製品によって自社ITインフラを簡素化しています。コストを劇的に削減するとともにサービスレベルを改善し、すべてのアプリケーションについてコスト効率の高い可用性と災害復旧 ソリューションを実現しています。ヴイエムウェア製品はフォーチュン100企業の100%とフォーチュン1000企業の95%に導入されています。またお客様の85%では本番環境においてヴイエムウェア製品が展開され、さらに46%ではすべて、またはほぼすべての新しいアプリケーションについてヴイエムウェアの仮想マシンへの導入が標準となっています。ヴイエムウェアのパフォーマンス、品質、およびROIに基づき、お客様の90%からは他の企業にもヴイエムウェアを推奨するという声が寄せられています。ヴイエムウェアの仮想化はITサービス提供のための手段として根本的な優位性を持つ、すべてのIT環境のコアとなるテクノロジー コンポーネントです。 

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェアは、デスクトップからデータセンタにわたる仮想化ソリューションにおけるグローバルリーダーです。すべての規模にわたって、お客様がヴイエムウェアにより設備投資や運営経費の削減、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境に配慮した運営と共に実現しています。2007年度に13億ドルの売上、12万社を超えるお客様、および1万8千社近いパートナーを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつです。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、主な株主はEMCです。ヴイエムウェアの詳細は  www.vmware.com/jp にてご覧いただけます。 

ヴイエムウェア株式会社
〒105-0013 東京都港区浜松町1−30−5 浜松町スクエア13F
URL: www.vmware.com/jp/

VMware、VMwareロゴはVMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの企業の商標もしくは登録商標です。