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VMware、業界初のオープンなPaaS「Cloud Foundry」を提供開始


クラウド時代のアプリケーション開発および提供加速のため、

VMwareとクラウド開発リーダーがオープンなPaas実現のため集結

次世代のオープンなアプリケーションプラットフォームにより、開発フレームワーク、

アプリケーションサービスおよびクラウド開発の幅広い選択肢が提供可能に

*本内容は、2011年4月12日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。

【2011年4月12日(米国時間)米カリフォルニア州発】VMware, Inc.は本日、業界初のオープンなPlatform as a Service (PaaS)である「Cloud Foundry™」の提供開始を発表しました。Cloud Foundryは、新世代のアプリケーション プラットフォームです。本プラットフォームは、クラウド コンピューティング環境向けに設計され、企業のデータセンタのサービスとして、また、パブリック クラウド サービス プロバイダのサービスとして提供されます。Cloud Foundryは、最新のアプリケーションの効率的な開発、展開、運用を簡略化し、開発者がクラウド環境において、より優れたアプリケーションの展開、実 行、および管理ができるよう支援します。また、企業は、Cloud Foundryにより、さまざまなパブリックおよびプライベート クラウド、生産性の高い業界標準の開発言語、フレームワーク、およびアプリケーション インフラ サービスの採用が可能です。

クラウド時代のアプリケーション開発
最新のアプリケーション開発では、次のようなさまざまな課題が発生しています。

  • 複数の言語で高い生産性をもたらす、アプリケーション開発のフレームワークの多様化。
  • 主要アプリケーションへのモバイル、ソーシャル、SaaSの統合など新しいアプリケーションへの高まるニーズ
  • 大規模かつ高度な分散データ処理を伴う、Webサービス アプリケーションの開発、新しいデータの生成、およびメッセージ機能などの幅広い技術革新への対応
  • 様々なクラウド サービス プロバイダや企業内のプライベート クラウドに柔軟にアプリケーションを展開・移行できるための多種多様なクラウド展開オプションが必須となっている

今 回発表したPaaSソリューションは、変化するアプリケーションに対応するための、最新のソリューションとして開発されました。PaaSソリューションに より、開発者の効率性を向上させ、開発者はシステムの構成、パッチ適用、ミドルウェアおよび物理マシンの保守に時間を取られることなく、アプリケーション の開発に注力できるようになります。またネットワーク トポロジーを考慮する必要もありません。

しかし、これまでの初期のPaaS ソリューションでは、特定または標準化されていない開発用フレームワーク、アプリケーション サービス セット、またはベンダが運用する各々のクラウド サービスなど、開発者が利用できるものが限定されます。これらの互換性のない独自のプラットフォームは、アプリケーションのポータビリティを制限し、開発 者を特定の製品に依存させ、クラウド プロバイダ間または企業独自のデータセンタへのアプリケーションの移動を制限しています。

VMware の取り組みは、Cloud Foundryによって オープンなPaaS (英 語サイトへリンク)に拡大され、幅広い種類の開発用フレームワークや言語、異種混在のアプリケーション サービスおよびクラウド展開環境に対応しています。また、企業は、Cloud Foundryを活用することにより、特定の開発企業への依存度を最小限にしながら、作業の停止やアプリケーションを変更することなく、様々な環境間、ク ラウド プロバイダ間、企業独自のデータセンタ間でアプリケーションを移行できる最高レベルのポータビリティを実現します。 

Cloud Foundry:開発フレームワーク、アプリケーションサービスおよびクラウドの選択肢の提供
Cloud Foundry は、クラウド時代のend- to- endアプリケーションの開発、展開、および運用を簡素化するために構築された最新のアプリケーション プラットフォームです。Cloud Foundryは、多様なアプリケーションサービスや複数のフレームワーク上のアプリケーションを最適化し、様々なクラウドインフラ上でのアプリケーショ ン展開を自動化します。

Cloud Foundryは、Java 向けのSpring、Ruby向けにはRuby on Rails、Sinatra サーバサイドJavaスクリプトNode.js、またGrailsなどを含む他のJVMベース フレームワークなど、生産性の高い主要のプログラミング フレームワークをサポートしています。VMwareは、独自のオープン アーキテクチャにより、今後も、その他のプログラミング フレームワークを迅速にサポートしていく予定です。クリティカルなアプリケーション サービスでは、MongoDB、MySQL、および Redisデータベースのほかに、VMware vFabricサービスのサポートを予定しています。

Cloud Foundryは、特定のクラウド環境に制限されず、運用にVMwareインフラを必要としません。Cloud Foundry は、むしろVMware vCloud®パートナによるVMware vSphere®上で構築されたもの、VMware以外のパブリッククラウド、またRightScale社によるAmazon Web上での運用サービスなど、あらゆるパブリックおよびプライベート クラウド環境をサポートします。

Cloud Foundry は複数のモデルで提供されます。

  • 本日よりベータリリースが開始されたVMware が運営する新しい開発者向けサービス: www.CloudFoundry.com(英 語サイト) から入手可能。VMware が運営する包括的な機能を備えたパブリック クラウド向けPaaS サービスです。開発者はCloud Foundry にアクセスして、ソフトウェアの新しいサービスのテストや運用面の最適化のテストができます。また、開発者はこのマルチテナントPaaS 環境から、アプリケーションを数秒で展開して、クラウドに対応させることが可能です。
  • オープン ソースのコミュニティPaaS プロジェクト: www.CloudFoundry.org (英語サイト) から利用可能。開発者は、Apache 2ライセンスに基づくこのオープン ソース プロジェクト
    お よびコミュニティを活用して、各社のニーズに合わせてCloud Foundryソフトウェアを調査、評価、変更できます。特定の開発企業による囲い込みのリスクも低減されます。このモデルは優れた拡張性を提供している ため、コミュニティでは任意のフレームワーク、アプリケーション サービス、またはインフラ クラウドでCloud Foundry を拡張して、連携させることができます。
  • Cloud Foundry Micro Cloud:2011年第2 四半期公開予定。Cloud Foundry Micro Cloudは、ダウンロードが可能な、包括的なCloud Foundryインスタンスとなります。これは、開発者のデスクトップにある仮想マシンに格納され、アプリケーションの開発およびテストを簡素化します。 この独自のモデルにより、開発者は、自身のマシンでアプリケーションを構築、テストし、ローカルで実行可能なこのアプリケーションが、Cloud Foundryベースのプライベートまたはパブリック クラウドにおいて変更を加えることなく、本番環境でも実行されることを確認できるようになります。
  • 企 業およびサービス プロバイダ向けCloud Foundry:今後、VMware はPaaS機能を自社のプライベート クラウド内で提供したい企業や自社のパブリック クラウド サービスから Cloud Foundryを提供したいサービス プロバイダ向けに商用のCloud Foundryを提供する予定です。この商用のソリューションにより、企業はPaaS 環境と自社のアプリケーションインフラおよびサービス製品とを連携できるようになります。さらに、サービス プロバイダ向けのソリューションでは、ハイブリッド クラウド環境でのポータビリティを提供しています。これにより、企業は社内で自由に展開したり、VMwareの約3,500社のvCloud パートナのいずれかに移行することができます。

*USでの開発者向けイベントおよびリリース内コメントは下記URLよりUS参考資料原文をご覧ください。
http://www.vmware.com/company/news/releases/cloud-foundry-apr2011.html

ヴイエムウェア社について
ヴ イエムウェア (本社: カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、仮想化ソリューションおよびクラウド インフラストラクチャ ソリューションをIT 部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化プラットフォームであるVMware vSphere™ を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現 することができます。2010 年度に 29 億ドルの売上、25万社を超えるお客様、および2万5千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつ であり、企業のCIO によって常に「最優先」と位置付けられている企業です。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、Cloud Foundry, VMware vSphere, VMware vCloudおよびVMwareロゴは、VMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの 企業の商標もしくは登録商標です。「パートナ」 または 「パートナシップ」 という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。

本プレスリリースには、クラウドコンピューティングがビジネスやお客様にもたらす影響、Cloud Foundry Micro Cloud または他のCloud Foundry製品およびサービスの可用性、Cloud FoundryおよびオープンPaaSのお客様へのメリットなどの将来の予想に関する記述(forward-looking statements)が含まれています。本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれており、1995 年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」条項(the safe harbor provisions に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) 現在の経済および市場状況の悪化;(ii)IT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社に よる新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません; (iv)お客様が新製品の開発およびコンピューティング戦略を実現できるか否か;(v)お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)に起因する不確定要 素; (vi)仮想化ソフトウェアおよびクラウドコンピューティングおよびデスクトップコンピューティング向けプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変 化に関する不確定要素;(vii)製品開発タイムラインの変更; (viii)当社の独自技術の知的所有権のマネジメント能力; (ix)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうか; (x)当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行が含まれますが、これらに限定されるものではありません。

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